東商が実施した「ものづくり企業の現状・課題に関する調査結果」(2020年12月)によると、中小ものづくり企業における製品の企画・開発の関与度合いでは、「製品のほとんどを自社で企画・開発している」が37.6%となった一方、「顧客の指示に基づき生産・加工している」・「顧客製品の企画・開発に関わっている」と回答した企業を合わせると44.2%となり、それらの企業では顧客からの受注に大きく依存しており、自社の業況が顧客の動向に大きく左右されている現状が分かりました。
東京23区内中小ものづくり企業における企画・開発関与度合について
また、東京都が実施した都内中小企業の現状に関する調査「東京の中小企業の現状(製造業編)」(2019年3月)によると、売上高が増加している企業は、自社製品開発に取り組んでいる割合が高いことや、コロナ以降、受注減少による課題が「営業による接点」だと感じている企業が多いことを踏まえ、自社の知名度向上や技術力の発信、新規顧客の開拓、従業員の意識の変化や満足度向上などにつなげていくことを目的に、東商では『“名刺代わり”になる自社製品の開発を目的としたゼミナール』を全7回・約5ヶ月間に渡り開催しました。
ものづくりゼミナール概要
参加のメリット
- 自社技術の発信・PRの強化
- 採用活動の円滑化、従業員の意識の変化(家族に誇れる・やりがいを持てる)
想定される効果
- 既存取引先からの認知・関心の向上、関係強化
- 新規取引先からの引き合い増加(特に知り合いからの紹介)
- 新卒・中途採用の申込者数の増加、退職者の減少
- 従業員の自主的・自律的な活動の増加
ご参加いただきたい方
- 東京23区内に事業所がある小規模事業者・製造業
- 自社製品開発を具体的に検討中、あるいは既に自社製品があるが活用・発信に苦戦している企業の経営者・役員・企画開発部門の責任者
ゼミナール参加企業インタビュー
ものづくりゼミナールに参加した企業のなかから、下記2社の方にインタビューを実施しました。
自社製品開発の状況と課題や本ゼミナールにおける自社製品開発への取り組み、成果と今後のビジョンについてお聞きしておりますので、是非ご覧ください。
- お問い合わせ
- 東京商工会議所 中小企業部03-3283-7754