東商が実施した「ものづくり企業の現状・課題に関する調査結果」(2023年12月)によると、人材育成、技術・技能継承に関して課題と感じることとして、「指導側の人材が不足」が最も多く 35.3%、となっています。次いで「人材育成を行う時間がない」30.2%、「人材育成を行う資金の余裕がない」21.8%と続いています。
一方で、「課題はとくにない」は18.4%にとどまっており、ものづくり企業における人材育成、技術・技能継承が進んでいないことが伺えます。
人材育成、技術・技能継承に関して課題と感じること

東京商工会議所「ものづくり企業の現状・課題に関する調査」(2023年12月)
また、東京都が実施した都内中小企業の現状に関する調査「東京の中小企業の現状(製造業編)」(2022年3月)によると、中小製造業における人材育成上の問題点(複数回答)は、「時間がとれない」(27.8%)が最も高く、「教える側の人材・ノウハウ不足(25.1%)、「育成コストが負担」(17.9%)の順で続いています。そのため、中小製造業におけるものづくり人材の育成を支援することを目的に、東商では『ものづくり人材育成ゼミナール』を全6回・約5ヶ月間に渡り開催しました。
ものづくり人材育成ゼミナール概要
参加のメリット
- 自社のものづくりを指導する人材の育成計画の策定
- 自社に必要な人材の明確化
想定される効果
- ものづくりを指導できる人材の育成
- 自社の技術・技能継承に向けた取り組み計画の策定
- ものづくり人材の退職者の減少
- 従業員の自主的・自律的な活動の増加
ゼミナール参加企業インタビュー
ものづくり人材育成ゼミナールに参加した企業のなかから、下記2社の方にインタビューを実施しました。 本ゼミナールにおけるものづくり人材育成への取り組み、今後のビジョンについてお聞きしておりますので、是非ご覧ください。
- お問い合わせ
- 東京商工会議所 中小企業部03-3283-7754