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<エネルギー・環境委員会>
環境ビジネス展開支援 事例紹介

環境ビジネス展開支援 事例紹介

企業基本情報

事業者名
国土緑化株式会社
所在地
東京都江戸川区中央2丁目1番21号
主な事業内容
グリーンレンタル・生花販売・「緑のレンタル グリーンポケット」FC本部の運営
代表者
堺亜琉
従業員数
70名
創業年
昭和52年
資本金
8,000万円
URL
環境担当
中村勝

緑あふれる、潤いに満ちた社会づくりに向けて

観葉植物のCO2吸収効果を切り口に営業展開


”身近な観葉植物が実際にどれだけのCO2を吸収してくれるのか?”検証実験を行った


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観葉植物のCO2吸収量の定量化

植物は光合成により、大気中のCO2を吸収して酸素を放出することは広く知られています。そこで、身近な観葉植物がどれだけCO2を吸収してくれるのか?という検証実験を京都造形芸術大学の銅金教授の監修を受けて行ないました。過去には植物の葉1枚1枚のCO2吸収量を測定する実験はありましたが、植物全体の効果を検証するような実験・証明はなされていませんでした。
実験の結果、観葉植物Lサイズ10鉢で、杉の木約1本分のCO2吸収量(杉の木1本の年間CO2吸収量14kg、林野庁調べ)に相当することが明らかになり、観葉植物本来の目的である”潤い”や”安らぎ”だけでなく、その環境性を定量的にお客様に示すことができるようになりました。


鉢を変えることでCO2削減に寄与することが可能

植物だけでなく、鉢もCO2削減に貢献できないか検討したところ、漆喰で鉢を作ることを思い立ちました。漆喰は古くからマヤ遺跡や万里の長城、日本でも法隆寺や高松塚古墳に使用されています。
漆喰の主成分の消石灰は、空気中のCO2を吸収し続け、100年以上かけて徐々に炭酸化し石灰石に戻るという特性があります。つまり、漆喰はCO2を発生することなく、年月を経るごとにCO2を吸って強くなっていくのです。漆喰にはこの他にも、ホルムアルデヒドを吸着・分解したり、カビや細菌の発生・増殖を予防したり、結露を防ぐといった効果があります。環境問題やシックハウス対策にも有効なエコロジー商品で、1品1品職人が手作りしています。

メッセージ

創業以来、総合緑化事業(観葉植物のレンタル、生花販売、造園、解体工事)に取り組んできました。
国際的に環境問題が大きくクローズアップされ、さまざまな企業がエコロジー対策に力を注ぐようになりました。早い段階でこのような時代の到来をとらえ、“緑による文化の創造”を理念に、より良い環境の創造につながるような、緑の普及に取り組んでいます。特にグリーンレンタル事業は「緑のレンタル グリーンポケット」というブランドで、業界唯一のフランチャイズ展開を行い、全国60店舗加盟店が稼働しています。
人間が活動する住まいもオフィスも地球環境の一部です。身近な生活から日本中に緑を広げていくため、「普及によるエコ」「目に見えるエコ」「楽しみながらエコ」を今後も推進していきます。