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<エネルギー・環境委員会>
環境ビジネス展開支援 事例紹介

環境ビジネス展開支援 事例紹介

企業基本情報

事業者名
山下寝具株式会社
所在地
東京都目黒区中央町1丁目4番16号
主な事業内容
サービス業(寝具のリース)
代表者
山下直純
従業員数
80名
創業年
昭和28年
資本金
2,000万円
URL
環境担当
重本敦子

何をしてきたわけじゃないけれど、出来ることを続けていたら結果も付いてきた!

光熱水道使用に伴い排出されたCO2、10%削減達成(2009年度)→費用も10%削減!


使用エネルギー量の記録と、打ち水プロジェクトへの参加など地道な活動で大きな成果



co2の排出量を毎月チェックしています ~co2削減記入宣言~

電力使用量やガス使用量を入力することでCO2排出量が自動的に算出されるCO2削減シート(東京商工会議所目黒支部提供)を利用し、CO2排出量の把握をしています。過去4年間のデータを遡って登録することで、トレンドを確認できるようになりました。過去の明細書がない場合でも、エネルギーインフラ会社に問い合わせれば教えてもらうことができます。
毎月、CO2排出量をレビューをしているのですが、これにより従業員の意識が変わったことも大きな成果だと言えます。



温暖化対策の意識付けで光熱水費を約10%削減~チーム・マイナス6%~

チーム・マイナス6%に積極的に参画し、クールビズや照明の間引きなどを実践してきました。各支店にプロジェクトリーダーをおき、そのメンバーを中心に活動していますが、あまり難しいことをせず、自分たちにできることをしています。それだけで、光熱費を約10%削減し、CO2排出量も約10%削減することができました。
チーム・マイナス6%に参画していることを対外的に示すことで企業のイメージ向上にもつながりますし、社内の様々な施設・設備にステッカーを貼りつけることで、社内の意識も自然と高めることが出来ました。
この他にも、打ち水プログラムに参加したり、ペットボトルのキャップを回収したりと、個々の取り組みは大掛かりではないですが、みんなで楽しく取り組めることを実践しています。



地域の環境活動にも参加しています~めぐろ グリーンアクションプログラム~

家庭や事業所、学校において、地球温暖化防止のために地域一丸となって具体的に行動していくために、目黒区独自の環境配慮行動プログラム「めぐろグリーンアクションプログラム」が発足したため、地域に資する企業として貢献するために参画しています。



オフィスビルの緑化に取組んでいます~壁面緑化など~

ヒートアイランド対策として、自社ビルの壁面緑化に取り組んでいます。北側なので日射をさえぎる効果は活かせてないのですが、植物の蒸散作用により壁面温度の上昇を抑制する効果を狙っています。その他にも、空気をきれいにしたり、人の気持ちに安らぎを与えたりする効果があると認識しています。
この他にも、環境浄化作用があるといわれている「サンパチェンス」という植物を育てたり、家庭菜園用の土からゴーヤを育てたりしています。

メッセージ

明治40年、寝具の販売業として創業し、昭和28年1月、山下寝具株式会社を設立。以来、関東地方を中心に次々と新店舗を開設し、昭和50年より寝具製造部門と販売部門を分離してそれぞれ系列会社としました。昭和55年にはリネンサプライ、基準寝具部門へ進出、その後事業拡大と共に分社化を進め関東における営業網を基盤としながら寝具のリースを中心に営業網を拡大しています。

日本の生活様式の道具である“ふとん”は、自宅で使われたふとんを打ち直し再生して使うという使い方そのものがエコロジーです。そのようなエコロジーなふとんを扱う企業だからこそ、企業理念の中で「環境に配慮した寝具のリサイクル・リユースを実行し、地域社会との共生に努めます。」とうたっており、環境意識がしっかり根付いています。
最近は安価な代わりに打ち直せないふとんが世の中に出てきていて、ゴミの増大につながっています。世の中の環境意識が高まる中で、再資源化も研究しています。
身近なことしかやっていませんが、それでもやり続ければ着実に変化が出てくるということが実証できました。「自社でできることは?」を問いかけ、今日・現在イマから出来ることを、将来のために1つでもやりましょう。“という心掛けをもって日々事業にあたっています。