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<エネルギー・環境委員会>
環境ビジネス展開支援 事例紹介

環境ビジネス展開支援 事例紹介

企業基本情報

事業者名
サンスター文具株式会社
所在地
東京都台東区竜泉3-35-13
主な事業内容
文具業・事務用品製造業・卸業(文具等小物商品の企画・開発・製造および販売)
代表者
小林大地
従業員数
215名
創業年
昭和27年
資本金
5,000万 円
URL

環境負荷を軽減するための設備投資や製品開発に取り組んでいます

空調設備の更新にあたり、ESCOで初期投資を抑制


省エネのプロを活用


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ESCO採用で補助金も獲得

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空調設備が劣化し、設備の更新を考えていたタイミングでESCO(※)スキームの提案を受けました。ESCO事業者は、補助金や公的支援策に精通していて、設備の入れ替えにあたり、資金の補助を得ることができました(中堅・中小企業向けESCO事業補助金)。大部分の補助金申請の手続きをESCO事業者が肩代わりしてくれたので、自分で申請をする場合に比べ、かなり手間を省くことができました。
※ESCOとは、Energy Service Companyの略で、省エネルギーに関する包括的なサービスを提供し、お客様の利益と地球環境の保全に貢献するビジネスで、省エネルギー効果の保証等によりお客様の省エネルギー効果(メリット)の一部を報酬として受取ります。


省エネが保証されるESCO

ESCOスキームを使うことで、初期投資をほとんど行うことなく最新の空調設備に入れ替えられました。また、ESCO事業者によるフルメンテナンス契約なので突然の出費もないうえ、省エネルギー効果も保証されているため、安心感があります。1年に1回はESCO事業者と前年度の省エネ実績をレビューしますので、いわゆる設備を売りっぱなしでフォローをされないという事態を防ぐこともできます。




環境配慮型商品の開発

通常の商品企画ではニーズを突き詰めて開発を行いますが、環境配慮型商品については全く別の視点で取り組みました。具体的には、“環境に負荷がかかってしまう物質の含有量を減らせるか?”“リサイクルしやすくできるか?”という視点です。協力工場から提案をいただく場合も有ります。
通常の商品に比べてコストがかかるため、利益がでにくい分野ですが、企業として求められていることですので、取組を継続していきます。最近では、自社の事務用品を環境配慮製品に切り替えたい、あるいは、環境配慮商品の特設陳列スペースを作りたいという小売業者からの問合せ等をいただくようになりました。

メッセージ

環境配慮型商品の開発は、1990年に当時の社長が「お客様に利益を還元すべく商品開発をできないか?」と言いだしたことから始まりました。ちょうど世の中にエコロジ―という考え方が出始めたころで、当時で言う“再生商品”などの環境配慮型商品を開発しました。この取り組みは、業界の中で最も早い方だと思います。
環境配慮型商品を販売しても、商品の主な販売対象である小中学生はキャラクターの描かれている文具を選ぶことが多いのが現状です。そうは言っても、環境配慮型商品を販売し続けることが会社としての使命だと考えています。