東商の活動

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「田端文士村ガイドツアー 歌い継がれる童謡の魅力」を開催しました

2018年5月23日
東京商工会議所
北支部
石川研究員による講義風景

石川研究員による講義風景

芥川龍之介旧居跡など田端文士村を散策

芥川龍之介旧居跡など田端文士村を散策

真剣なな眼差しで田端文士村記念館を見学

真剣なな眼差しで田端文士村記念館を見学

東商きた女性会は5月23日(水)に「田端文士村ガイドツアー 歌い継がれる童謡の魅力」を開催しました。

明治中期まで閑静な農村であった田端は、明治22年、上野に「東京美術学校(現・東京藝術大学)」が開校し、田端駅が開業したことで、板谷波山、小杉放庵など美術学校を目指し、学び、巣立った若き芸術家たちが集まるようになりました。そして、大正時代に入り、芥川龍之介一家が田端に転入したのを機に、人が人を呼び込む形で室生犀星、萩原朔太郎、菊池寛など多くの文士たちが田端の地に移り住み、競うように作品を発表していきました。

その後、大正~昭和初期にかけて、『赤い鳥』や『金の船』などの児童文芸雑誌が次々と発刊され、野口雨情、サトウハチロー、竹久夢二など田端ゆかりの詩人たちによって、今なお歌い継がれる童謡が生み出されました。

当日は田端文士村記念館の石川士朗研究員にツアーガイドをしていただきました。まず、田端ふれあい館で田端文士村の成り立ちや児童文化の歴史について講義を受け、小雨が降る中、田端文士村を散策しました。その後、田端文士村記念館に移動して常設展と企画展を見学しました。
童謡誕生100年にあたる本年、田端文士村において童謡の足跡をたどることで、童謡によって育まれた“豊かな日本情緒”に思いを馳せました。

参加者からは「田端にかつて、これほどまでに文士・芸術家がいたとは知らなかった」「芥川龍之介が長年田端に居住して作品を発表していた事実を、もっと多くの人に伝えていく必要があると感じた」など、北区をよく知る参加者からも驚きと感動の声があり、有意義な視察会となりました。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
北支部
TEL 03-3913-3000
FAX 03-3913-6360