導入企業事例

導入企業事例

見える化(IT,IoTの活用) SNS,WEBの活用 省力化(IT,IoTの活用)
有限会社村山プロセス

有限会社村山プロセス 代表取締役 村山 正幸

アナログ製版や画像処理など
印刷業務を手掛ける製版会社

自社のアナログ製版技術を
活かした新ビジネスに挑戦

スマートものづくり
事例MOVIE

1現場で課題と向き合う

業界の流れを見極め自分たちの強みを生かした事業を模索

業界の流れを見極め
自分たちの強みを生かした
事業を模索

私たちはアナログ製版や画像処理やDTP(Desktop Publishing)印刷業務なども行う製版業です。なかでもアナログ製版で制作した製版フィルムの修正をビジネスの中心として展開してきました。しかし、設備の老朽化や近年のデジタル化に伴い、製版フィルム関連の設備を廃棄してデータから直接刷版する流れが業界に浸透。そのためデジタルデータが普及する前に作られた絵本や紙袋、ラベルなどの印刷物のデジタルデータを作るために、2012年頃から「製版フィルムをデジタルデータ化したい」という要望が取引先から増えてきました。
 現在、市場には約150万点の製版フィルムが存在していると言われていますが、デジタル化が当たり前の昨今、製版フィルムは今後作成されることがほぼないため増えることはありません。しかし潜在的な市場規模は413億円程度と見込まれており、製版フィルムをデジタルデータ化する事業に魅力を感じました。アナログ製版に対する知識や技術力といった、弊社が長年培ってきた強みも活かせると考えたからです。

2スマートものづくり実践

高額スキャナーを購入し新たなビジネスモデルに転換

高額スキャナーを購入し
新たなビジネスモデルに転換

製版フィルムをデジタルデータ化するための大型スキャナーを導入することを想定し、実際のマーケットを把握するために市場調査を行うことにしました。当社で受注して、すでに同じような機械を導入している同業他社に実作業をお願いしました。1年半ほど調査した結果、具体的な売上や外注費が把握でき、製版フィルムをデータ化する大型スキャナーの購入を決断します。その後、高精細・高画質スキャナーを展示会で見つけ、従業員と一緒に京都にある販売会社まで赴き自分たちの目で確認して購入。高額なこともあり、ものづくり補助金を利用して購入しました。
 また、せっかく高性能スキャナーを購入したので既存取引先だけでなく新規の取引先に対してもアナウンスしていこうと考え、自社ホームページの拡充を図りました。

3課題解決

都内近郊のみだった取引先も全国へノウハウを共有することで社員のコミュニケーションが活発に

都内近郊のみだった取引先も全国へ
ノウハウを共有することで
社員のコミュニケーションが活発に

導入当初はスキャナーを扱う技術を持っているスタッフがいなかったため、エラーなどが多発しノウハウを蓄積するのに時間がかかりました。しかし、どうすればスキャナーに上手くフィルムを読みこませられるかなど、社員一人一人が改善に取り組みました。また、それらのノウハウを共有することでコミュニケーションも活発に。今はフィルムを見ただけで、ある程度の修復可能な範囲が分かるため事前に修復内容や予算を提示し、納得した上で作業に取り掛かっています。お客様からは、事前に修正の内容や予算が分かるから安心との声をいただきました。
 ホームページの開設により、今までは都内近郊がメインでしたが、今では全国から仕事をいただけるようになりました。最近では九州の老舗酒造のラベルをスキャンして、デジタルデータ化にも取り組んでいます。当社のようにアナログ製版からデジタルデータ製作までを一貫して対応する業者はほとんど存在しないため、高い評価をいただいています。
 また、スキャナーを購入する際に銀行の借り入れは7年でしたが、初期投資の金額は3年で全部払い終わりました。

時間はお金で買えない
自分たちで培ってきたノウハウをベースに勝負を

時間はお金で買えない自分たちで培ってきたノウハウをベースに勝負を

 どの会社にも、歴史の中で培ってきたノウハウが必ずあるはずです。その分野をベースにして新しいものを派生できないかと考えていくと、自然と結果がついてくると思います。
 マーケットリサーチを事前に行うことで、導入後の目算も立てやすくなると思います。当社も市場調査の結果を見て、新規事業の参入や初期投資への不安が解消されました。

企業情報

会社所在地:東京都文京区白山1-11-12
電話:03-3815-4430
従業員:5名
創業:昭和55年
資本金:300万円
web:http://www.murayama-p.com
2019年2月時点