株式会社 浜野製作所 代表取締役 CEO 浜野 慶一
常に新しいことに挑戦。
金属加工から開発支援まで
手がける町工場
- 顧客対応・営業
- その他
- 21名以上~50名以下
- 自社技術、情報の発信・ブランド化
- コミュニケーションの向上
- 各種SNS(YouTube、Facebook、インスタグラムなど)
- コミュニケーションツール(グループウェア、共有アプリなど)
一緒に挑戦する人たちと
つながっていきたい
スマートものづくり
事例MOVIE
1現場で課題と向き合う
コミュニケーションを深め、
視野を広めたい。
当社は板金・プレス加工を行う金属加工メーカーですが、ものづくり町工場の立場から様々な製品開発に携わっています。私たちのような小規模なものづくり系の町工場は、同じ町工場のお客様と2、30年も付き合っているケースが多いです。そのため、社長が直接納品へ行くことが、かつては大切な営業活動の一つでした。しかし、全国的に町工場がどんどん減ってきている現状があります。当社もお客様や外注先が倒産してしまったり、海外に拠点を移されたりして大慌てになりました。かつてのような営業活動が通用しなくなってしまいました。また、工場で仕事をしている人って、いつも同じ場所で同じ人たちと、同じような仕事をする機会が多い。部門を超えたコミュニケーションが少ないため、どうしても視野が狭くなってくるし、気づく力が低下してくる。こうした背景もあり、ITによる情報発信の重要性を感じていました。
2スマートものづくり実践
様々なイベントや、
自社の取り組みなどを発信
手軽に更新できるFacebookを
スタート
当社のものづくりを知ってもらいたいという思いから、2003年に自社ホームページを立ち上げることにしました。さらにブログもはじめましたが、書く人が偏ってきたり、アップすること自体が大変になるなど方法を模索していました。そこで、2015年に美大卒の女性社員が入社したことをきっかけに広報系のセクションを立ち上げ、浜野製作所を知ってもらうためにFacebookをスタートしました。ブログだと書き始めると凝ってしまったりして更新することが大変でしたが、Facebookだと写真を撮って、それに言葉を添えてアップするだけなので手軽にできる。情報を出すと“いいね!”など反応を結構いただけます。ダイレクトでリアクションが返ってくるので、次に繋がるモチベーションにもなります。現在Facebookは、事務系の社員3人程で不定期にアップしている状況です。
3課題解決
ビジネスだけでない
コミュニケーションを
持てるように
Facebookに「インターシップの学生が来ています」と投稿すると「インターンシップやっているんだ。だったらうちの学生も参加させたい」と大学の先生たちが反応してくれたりしています。全国の町工場さんからも工場を見に行っていいですかというお問い合わせが多く、1年間で1万人くらいの方々に工場見学に来ていただいています。また、名刺交換をした方に、今の会社の取り組みを知ってもらおうとメルマガの配信を始めました。メルマガの配信を通じてビジネスだけでないコミュニケーションを持てるようにしています。
また、Slackというチャット形式で気軽にグループで会話ができるソフトウエアを取り入れることで、社員同士のコミュニケーションが活発になったように思います。今までは個人が抱え込んでいた仕事も、社員同士で情報の共有ができるようになりました。さらに、そうすることで、周りが抱えている不安や悩みに気がつけるようになったと思います。今まで以上にチームワークも良くなり、情報を共有することで生産性の向上にも繋がりました。
社内外を問わずコミュニケーションを深めること
まずはやってみる
ITは専門の人がいないとできないなど、難しく考えてしまいがちです。しかし、社内外でコミュニケーションを深めることに役立つなどメリットが多くあります。例えばFacebookは、アカウントを取って、写真を取って一言添えてアップするだけ。アップすると周りからの反応もあるので、続ける原動力にもなります。Slackはビジネスシーンに特化したチャットツール。外出先でも気軽に確認できますし、Facebookと同様に無料で利用できるので重宝しています。
企業情報
会社所在地:東京都墨田区八広4-39-7
電話:03-5631-9111
従業員:46名
創業:1978年
資本金:1,500万円
web:http://hamano-products.co.jp/
2019年2月時点