導入企業事例

導入企業事例

見える化(IT,IoTの活用) SNS,WEBの活用
              省力化(IT,IoTの活用)
弘和印刷株式会社

弘和印刷株式会社 代表取締役社長 瀬田 章弘

高品質な1色、2色刷りに
こだわりを持つ印刷会社

何のための見える化なのか、
どう活用するのか、
仕組みより運用が大事

スマートものづくり
事例MOVIE

1現場で課題と向き合う

刻々と変化する進行発生する機械や人員の稼働ロス

刻々と変化する進行
発生する機械や人員の稼働ロス

当社は、写真や雑誌などの印刷を手掛けています。出版社や印刷会社からお預かりした写真や文字のデータから版製作を行い、印刷して納品しています。当社の仕事は、顧客から預かるデータや原稿と用紙の両方が揃うことが前提条件なのですが、非常に短納期なものが多く、進行しているそばから、原稿データの受取や用紙の調達などの予定が1時間単位で変化するため、その進行をリアルタイムで追い、段取り、準備しなくてはなりません。
 以前はこれを紙に手書きでやっていたのですが、社員皆でシェアできず、現場で待ち時間が生じたり、作業の優先順位がわからず、混乱してしまい、機械や人員の稼働ロスが生じていました。

2スマートものづくり実践

グループウエアの導入により受発注や稼動を“見える化”

グループウエアの導入により
受発注や稼動を“見える化”

2000年頃からITを導入して、グループウエアなど、いろいろと試していたのですが、誰でも使える簡単な仕組みで情報をシェアして動いたほうが合理的だという結論に達し、現在はdesknet’s Neoのクラウド型を使用しています。コストは月10アカウント約4000円で契約しています。元々はスケジュールや会議などを管理するための簡単な仕組みなのですが、実験的に導入してみたら意外と使いやすいので、現在まで使っています。営業担当が仕事を受注すると、まず作業指示書を起こし、その重要事項を進行管理担当が入力、資材の入荷状況は資材担当が入力、現場はその情報を機械そばにあるモニターで見ながら作業する、といった具合に、刻々と変化する進行情報を社内でシェアしています。
 私も社外から状況を把握しています。使い方も工夫し、内容や顧客毎にマークを設定したり、色分けしたりして運用しています。作業の予定時間は予め決まっているのですが、工程に遅れが生じた際には、社内で共有しています。想定していたより印刷の乾燥や作業の段取りに時間が必要なこともあります。これらは、改善できるものは見直し、また、どうしても必要な部分は次回以降のスケジュールを組む際に時間を組み入れるようにし、実績や事例が積み上がるごとに予実差が無くなるようにしています。
 社員それぞれが考えて仕事をするためには、必要な情報を公開しなくてはなりません。そのための“見える化”なのです。

3課題解決

稼働率が伸び生産額も上昇向上営業活動がしやすくなり受注額も増加

稼働率が伸び生産額も上昇向上
営業活動がしやすくなり
受注額も増加

進捗や稼働状況を営業担当がスマートフォンで社外からも見られるようになったので、機械の空きが出れば、急いでいるお客様にその場でリアルタイムに提案できるようになりました。さらに、以前受注したものと同じものをリピートいただいた場合は、前回のデータを参考にお客様に前もって提案できます。他の設備投資の要素もありますが、生産額が受注金額ベースで毎年8%位ずつ、受注も売上金額ベースで毎年5~6%位ずつ上がっています。スケジュールを見ながら前もって準備し仕事に当たれるので、稼働率は伸びていますが、残業は1日当たり1~2時間減っています。

紙からデジタル化するとデータが残る
それが会社にとっての財産

紙からデジタル化するとデータが残るそれが会社にとっての財産

 「仕事を通じて社会も自分たちも豊かに」を目指しています。社員一人一人が会社の目指す方向を認識し成長していくことが会社の成長にもつながります。そのためには社員一人一人が考え、行動することが大切です。考えるために必要なもの、それがスケジュールや財務などの情報です。私たちはこのためにITを活用しています。何のための見える化なのか、どう活用するのか、仕組みより運用が大事だと思います。
 紙からデジタル化するとデータが残る。データが残るということが会社にとっての財産。データというものに価値があるのです。データからいろんなことが読み取れるようになって、会社の中が少しずつ改善されていきます。まずは、エクセルからでもいいし、グループウエアでもいいから、自社にとって何が必要かを考え、とにかく試してみることが重要です。

企業情報

会社所在地:東京都足立区本木南町15-17
電話:03-3880-6446
従業員:20名(グループ30名)
創業:1964年
資本金:1,500万円(グループ3,500万円)
web:http://www.kowax.jp/
2019年2月時点