導入企業事例

導入企業事例

見える化(IT,IoTの活用) SNS,WEBの活用 省力化(IT,IoTの活用)
石川金網株式会社

石川金網株式会社 代表取締役社長 石川 幸男

長年培った加工技術を
発展させていく、
創業1922年の金網製造業者

SNSの横のつながりが
自然と拡大し、
企業のイメージや認知が向上

スマートものづくり
事例MOVIE

1現場で課題と向き合う

リーマン・ショックが当社にも影響現状を打破するために自社の加工技術をアピール

リーマン・ショックが当社にも影響
現状を打破するために
自社の加工技術をアピール

当社は建材や産業用機械に使われる金網のメーカーです。そのほか、さまざまな金網加工品の販売を行っています。2008年にリーマン・ショックがおきて景気が落ち込むなか、当社の売上も激減。仕事もなくなり余った時間を有効に使おうと思い、新しい取り組みを始めることにしました。そんななか、自社の加工技術をアピールしていきたいと考え、荒川区の展示会に社員が金網で作った折り鶴を置いたところ高い評価をいただきました。
 そこで次の展示会の時に体験コーナーをつくり、モニター販売にも挑戦。そうしたら驚くことに売り切れ。これはいけると思い、うちの職人が折り紙作家の方にアドバイスを受け小さい子でも遊べるように安全性を高めていきました。その後2、3年かけて商品開発を進めていき「ORIAMI」という金網折り紙が誕生しました。しかし、今までの販売ルートでは当然売れません。どのようにこの製品を販売していったら良いのか答えが見つかりませんでした。ちょうどその頃に学生時代の同級生がFacebookを始め、私も趣味のツールとして取り入れてみました。使っているうちにORIAMIのPRに活用できると考え、個人のアカウントを利用してアップしてみました。最初はどんな風に進めていいか分からず手探り状態で、あまり期待せずに取り組んでいました。

2スマートものづくり実践

積極的にSNS上でフォロワーにコンタクトした結果応援してくれる人が日本だけでなく世界に拡大!

積極的にSNS上でフォロワーに
コンタクトした結果
応援してくれる人が日本だけでなく
世界に拡大

自分たちが心を込めて作ったORIAMIを、より多くの人たちに知ってほしいと、従業員も積極的にSNSでの情報発信に取り組んでくれました。ものづくり現場の担当者ほど、製品に愛着を持っていることを強く感じました。若い世代だけでなく、年齢に関わらず製品を知ってもらいたいと思う担当者が発信しています。現在はFacebook、Twitter、Instagramの公式アカウントと担当者を設け情報発信していて、50代の工場長が中心になって発信しています。
 続けていくとフォロワーからの「いいね」や「私も買いたい!」という反響が出てきて、お客様がORIAMIで作った作品を個人のFacebookにアップしてくれるようになりました。そういう方々に積極的に「いいね!」や「また使ってください」とSNS上でコンタクトを取り、友達を増やしていきました。今では日本だけでなく世界中にファンが広がり、その方たちもORIAMIの情報を発信してくれています。またSNSの繋がりで取材に来てくれたりもしました。この繰り返しが上手く回り、会社のネームバリューが自然と上がってきました。

3課題解決

SNSの効果で会社のブランドのイメージや自社サイトの検索率が向上!

SNSの効果で会社のブランドの
イメージや
自社サイトの検索率が向上!

SNSの効果が大きくてORIAMIもじわじわと売れてきていますが、売上は全体の2、3%程度。しかしSNSでの告知によって自社の認知度が飛躍的に向上しました。以前はウェブサイトに広告費を支払っていましたが、それでも検索して当社が出てくるのはトップから3ページ目。ですが、現在はFacebookなどのアクセスが増えたこともあり、自社サイトの検索率も上昇。広告費を支払っていたときよりも、無料のSNSを活用している今の方がインターネットで上位に出てくるようになりました。SNS開始前は月間で約1,000ビューだった当社のホームページもSNSを始めたことで8,000ビューに達しました。

また、金網の分野でも多くの企業が新しい加工方法や素材を常に探しており「ORIAMIみたいなものが出来るんだったら、こういうのも出来ないか」と工業製品に関する新規のお問い合わせが増え、1日あたり8件ほどの連絡が来ることもあります。また、自分たちの製品がSNSを通じてダイレクトに評価されることや、これまで取引のなかった企業から相談が舞い込み、チャレンジすることで社員に自信が出てきて前向きになりました。
 新商品を開発して会社の業績も上がれば、給料やボーナスが増えてくる。モチベーションが上がると社内の雰囲気も明るくなっていきました。またSNSを通じて新しい情報が常に入ってくるので、助成金の申請や人材確保など、次の一手を考えやすくなったのも効果もありました。

社長自らが率先を

社長自らが率先!

 社員にただ指示するだけでは、うまくいかなかったと思います。最初は社長が見本を示すことが大切だと思います。FacebookやTwitterをスタッフがアップしたら「いいね!」をしてあげて、相互関係を良くすることも重要です。これなら移動中にも出来ます。SNSは70歳くらいの社長もやっているので、高齢の方でも難しいと壁を作らないでください。周りと繋がっていかないと、努力しても効果がでない。どこかで諦めてしまったりするんですが、SNSはダイレクトに反応がくるので続けるモチベーションも保ちやすいと思います。

企業情報

会社所在地:東京都荒川区荒川5-2-6
電話:03-3807-9761
従業員:38名
創業:1922年
資本金:3,000万円
web:https://ishikawa-kanaami.com/ 会社サイト
https://fabric-metals.net/ ORIAMIサイト
2019年2月時点