導入企業事例

導入企業事例

見える化(IT,IoTの活用) SNS,WEBの活用
              省力化(IT,IoTの活用)
株式会社南武

株式会社南武 代表取締役 野村 伯英

金型用油圧シリンダー及び
関連付属品鋼鈑巻き取り機用
ロータリージョイント、
シリンダー及び関連付属品
上記に関する修理及びオーバーホール

ハードを核に顧客の課題解決を
提案できるサービス業へ

1現場で課題と向き合う

自社製品の良さである
コンパクトさを
どうバランスするか?

私達は、製鉄メーカー向けのロータリージョイントや自動車向けのダイカスト製品を作るための中子抜きシリンダーの製造を主に手がけています。いずれの製品も厳しい環境の中、何十万回と使用されるため、高い耐久性や信頼性が求められます。経験だけでなく、データに基づく“ものづくり”に取り組むため、2000年代から設計時に応力解析ソフトを使ったシミュレーションを導入しました。
 データに基づく“ものづくり”は製品設計で活用が進んだのですが、ただそれを盲信して作ると、従来以上に強度がありかつ大きなパーツが要求されました。経験上「ここまで必要ないんじゃないか?」と思うと同時に私達の良さであるコンパクトさが失われることに危機感を抱きました。

2スマートものづくり実践

センサーを活用して製品性能を見える化

センサーを活用して
製品性能を見える化

そこで、シミュレーションだけでなく、社内の試験機で実証実験を行おうと思いました。昼夜ずっと作動させてどこで壊れるか。何万、何十万回と数週間作動させて人が観察するんですが、つきっきりでいることもできず、以前は細かいデータが取れませんでした。
 人の観察には限界があるため、センサーを使った自動化を検討しました。圧力、温度など、どのセンサーをどの部分で測定すれば良いか、当時新設した開発室を中心に試行錯誤を重ね、何とか満足のいく試験運転機を作ることができました。
 この機械を用いて試してみると従来どおりのコンパクトな形状であっても充分な耐久性を持つことが実証され、顧客にも安心して製品を使っていただく裏付けとなりました。

3課題解決

顧客の課題解決に役立つサービスを提案

顧客の課題解決に役立つ
サービスを提案

こうした経験もあったので、2008年のリーマンショックで仕事が急減してしまった時には、空いた時間を使って、ものづくりを核に顧客の課題を解決できるサービスを提案できないか検討を進めました。こうして圧力、熱、押し出すスピードなど、センサーを使い最適なシリンダー動作を表示する「キャストビュワー」を開発しました。様々なデータを表示し、鋳造に必要な条件を把握することで、最適な方法の再現が可能になり、顧客の生産性向上に貢献することができました。
 また、高い信頼性が求められる製鉄所で使われるロータリージョイントの出荷前検査でも、センサーを使った検査機を開発しました。性能試験では150~200時間程度の稼働が必要になりますが、センサーを活用することで、人が観察しなくても24時間データの収集が可能になり、省人化につなげることができました。

人手不足のこの時代、中小企業は“見える化”
へと進むべき

人手不足のこの時代、中小企業は“見える化”へと進むべき

 人手不足の時代に中小企業が取り組むべきは“見える化”だと思います。人手がかかってしまっていた仕事も、機械にセンサーを取りつけることで、省人化を実現できます。加えて今まで以上にデータがとれることで、新しい観点を得ることができ、ものづくり現場の課題解決にもつながります。
 挑戦することが大事で、何もやらない、挑戦しないことがよっぽど罪深いんだよって社員に伝えています。常にチャレンジする社風を作ることを心がけています。

企業情報

会社所在地:神奈川県横浜市金沢区福浦2-8-16
電話:045-791-6161
従業員:248名
創業:1941年
資本金:5,800万円
web:http://nambu-cyl.co.jp/
2019年2月時点