導入企業事例

導入企業事例

見える化(IT,IoTの活用) SNS,WEBの活用 省力化(IT,IoTの活用)
北陸軽金属工業株式会社

北陸軽金属工業株式会社 代表取締役社長 佐々木 毅

複雑な形状や高強度など
顧客ニーズに応える
アルミ鋳造部品メーカー

人に依存する進め方から脱却
システム導入で可視化、効率化を実現

スマートものづくり
事例MOVIE

1現場で課題と向き合う

勘と経験に頼った作業 お客様からのお問い合わせへの回答が遅れがちに

勘と経験に頼った作業
お客様からのお問い合わせへの
回答が遅れがちに

私どもは、主に自動車のエンジン等に使われるアルミ鋳造部品を、お客様の試作開発向けに少量多品種で製造しています。鋳造に関する設計は2000年からコンピューターの設計ソフトであるCADを導入しています。しかし、木型や砂型の製造、アルミをどのように型に流すかは難易度の高い作業で、熟練した技を持った者が勘と経験に頼って作業するしかなく、完成したアルミ部品を切断して確認するものの、失敗が多く、時間もかかって非効率的でした。その技能伝承も簡単ではありません。
 また、生産管理に関しては、従来は数十ページにもわたる膨大な書類で管理しており、営業担当者にお客様から進捗のお問い合わせがあっても、製造担当者に確認しないと回答できませんでした。

2スマートものづくり実践

生産管理システムの導入で、いかに可視化、効率化、技能伝承するか

生産管理システムの導入で
いかに可視化、効率化、
技能伝承するか

進捗管理や見積もりをするために、営業、設計、技術品質、製造、加工、検査などの各部署間で、これまで共有されていなかった情報、例えば、設計情報、生産指示、品質要件、納期、進捗状況、いつどの部品がテストされ、直されて、いつ最終検査を通っていつ生産されるかなどを、社内ネットワークによってリアルタイムで共有する生産管理システムを構築しました。この生産管理システムは、自社でエクセルのVBA機能を駆使し、データベース構築、一覧表作成、帳票作成機能までを構築しています。導入当初はうまくいかなかった部分もありましたが、現場担当者の声を聞きながら、細かな修正を繰り返しました。修正は現在も続いております。さらに、多品種少量、短納期などを求めるお客様に対する戦略的アプローチとして、最先端技術である砂型積層3Dプリンターをドイツより導入しています。

3課題解決

お客様に非常に喜んでいただき 社員のモチベーションも向上

お客様に非常に喜んでいただき
社員のモチベーションも向上

生産管理システムを活用した各部署での情報共有により、お客様への対応が早くなりました。製造担当者が不在であっても、営業担当者が状況を即答できるようになっています。設計のシミュレーション結果や、製造不良の原因を集計、共有することで品質向上にも繋がりました。自社製作ソフトなので、現場の社員からの要望をすぐ反映してカスタマイズできるのも便利です。
 また、砂型積層3Dプリンターでは、従来工法である木型の製作を必要とせず、データ処理により直接砂型鋳型を製作できることから、部品を1個から試作できて多品種少量に対応でき、納期の大幅短縮、コスト低減にもつながっています。従来工法では製作に約30日掛かっていたのが約15日と半分に短縮でき、コストも約60万円掛かっていたのが約20~30万円と半額以下に圧縮できるようになりました。実際に部品を試作して、営業がお客様に持って行き、受注につながったこともあります。

とにかく外に出て行き
現場の匂いを嗅ぎ
情報を収集する

とにかく外に出て行き 現場の匂いを嗅ぎ情報を収集する

 以前はある程度仕事がいただけていたので、あえて展示会に出たり、海外進出したりしなくてもよかったのですが、リーマンショック後は受注量が半減しました。外に出て行く必要性を痛感しています。そこで、情報をいただくために東京商工会議所や中小企業支援団体などのイベントに参加したり、展示会に出展したりしています。様々な業種の方と名刺交換したことで、有益なITツールのヒントを得られたことがあります。当社で導入している防犯用ウェブカメラは、異業種交流会で知り合った方に教えていただき導入しました。実際に外に出て、現場の匂いを嗅ぐことが第一歩です。とにかく出て行かないとチャンスは来ないと思います。

企業情報

本社所在地:東京都板橋区蓮沼町79-8
工場所在地:埼玉県大里郡寄居町赤浜後古沢138-2
電話:03-3966-7381
従業員:110名
創業:1943年
資本金:3,000万円
web:http://hokurikukeikinzoku.co.jp/
2019年2月時点