東京商工会議所杉並支部（会長：宇田川紀通・武蔵商事㈱社長）は、１０月１日～２日、岩手県宮古市・田老、釜石市・大槌への復興支援視察会を実施しました。当支部の建設分科会（分科会長：渡辺健司・渡辺建設㈱社長）は、平成２３年度に岩手県盛岡・宮古、２４年度に宮城県石巻・女川、２５年度に福島県南相馬・会津若松と連続して復興支援視察会を実施してきた。今年度は、支部設立４０周年にあたり、継続的な復興支援のため２３年度に訪れた岩手県宮古と新たに釜石への視察会を実施した。

宮古駅から復興のシンボルである三陸鉄道に乗車し田老地区へ。田老地区では語り部ガイドの解説とともに防潮堤や区画整理事業の現場を視察した。漁港の製氷工場の屋根下(約16m)までの高さの津波が襲った。たろう観光ホテルから撮影されたマスコミ非公開の震災当日の映像等を視聴した。

釜石では、ボランティアガイドの解説で、町長を始め多くの犠牲者が出た大槌町と現場である町役場を視察した他、「釜石の奇跡」と言われる鵜住居地区の中学生が避難した現場も視察した。遠野では、カッパ渕や国の重要文化財に指定されている曲り家「菊池家住宅」がある伝承園を視察した。