東商の活動

東商の活動 イメージ画像

【杉並支部】「福島県南相馬・会津若松視察会」を実施しました

2013年10月11日
東京商工会議所
杉並支部
杉並区からの応援メッセージが掲出されている南相馬市庁内にて

杉並区からの応援メッセージが掲出されている南相馬市庁内にて

東京商工会議所杉並支部(会長=宇田川紀通・武蔵商事株式会社社長)は、23年度に岩手県盛岡・宮古、24年度に宮城県石巻・女川と連続して復興支援視察会を実施してきました。今年度は、10月10日と11日の2日間で、杉並区と災害時相互援助協定を結ぶ南相馬市へ、総勢19名による視察会を行いました。

初日は、南相馬市を表敬訪問。桜井勝延市長からは、杉並区からの支援に対する謝辞と震災時の状況や福島第一原子力発電所の事故の影響について、人口の推移等に基づき説明がありました。南相馬市市街地の放射線量は低く、建築資材の不足や予算の問題を抱えながらも、懸命な復興・復旧作業が進んでいる様子がうかがえました。

続いて、原町商工会議所を訪問。高橋会頭、松永副会頭の参加のもと、山本事務局長、佐々木相談所長から震災後、原町商工会議所の活動や賠償をめぐる東京電力との具体的なやり取り等について説明がありました。
松永副会頭、佐々木相談所長他、原町商工会議所職員がバスに同乗し視察を行いました。一時制限解除地域の小高駅では、車外に降り除染作業を視察。立ち入り禁止区域の浪江町では、車内でも高濃度の放射線量を記録、倒壊した家屋は震災時のままとなっていました。
海岸近くの元住宅街では、打ち上げられたままの漁船、瓦礫が残り、周囲は外来種のアワダチソウが一面に生い茂っていました。原発2km圏内に迫り、福島第一原子力発電所の煙突を見ることができました。

南相馬市市街地との違いが鮮明で、松永副会頭の「風評より風化を恐れる」との発言が印象的な視察会となりました。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
杉並支部
担当 安部
TEL 03-3220-1211