としまビジネスプランアワード

としまビジネスプランアワード

ドリームビジネスプラン部門グランプリ

與那原 暢喬、酒巻 愛未、小松崎 拓真、山田 瑞葵
(立教大学経済学部 菊池航ゼミ 豊島キッズステーション

<受賞プラン>
“共働き世帯で育児を考えている人へ、豊島区の魅力を発信するメディア”

事業の将来目標

 事業の全体的な将来目標として、小目標・中目標・大目標の3つを掲げる。まず小目標は、事業開始1年で「共働き 子育て」と検索した際に、検索結果上位(3位以内)に入ることである。次に中目標は、4年目以降に黒字化することである。最後に、大目標は、4-5年目あたりで事業の効果を出し、豊島区のファミリー層の世帯数を15%増加させることである。
(約40世帯の増加で15%に到達すると豊島区のデータから推測している。
出所:https://www.city.toshima.lg.jp/070/1801110840.html)
 この大目標の達成をもって、私たちが考えるファミリー層の誘致の成功とする。このビジネスを拡大していくためには、コンテンツの1つとして考えている子育てブロガーの支援、地域で行われている子育てイベントの支援、ターゲット層が見ていそうなメディアへの広告が必要になると考えている。
 このビジネスを発展させる1つの方向として、魅力的な豊島区の企業を発信することを考えている。ファミリー層が移住してきた場合、これらのターゲットが地域で消費行動を起こすことで、地域経済の活性化が波及効果として見込まれる。
 例えば、地域の不動産業者や、子供連れ入店可能な個人経営店、地元のスーパーなどである。
 そこで、これら波及効果が見込める店や業者と連携をし、コンテンツの充足や広告としての役割を担うことで、地域資源が充実していることを区外に発信し、より多くの区の魅力を伝えることを目指す。

PRポイント

 チームワークが抜群である。豊島区の現状分析、課題、ビジネスプラン決定、プラン内容の精査において、メンバー全員が同じ方向を向き、足並みを揃えてグループワークを進めてきた。私たちは、緻密にスケジュールを管理し、目標に向けて徹底的に努力することができる。DO OR DIEの精神である。

応募の動機・理由

 豊島区について調べていた際、単身者が多く、ファミリー層が少ないことから2014年に消滅可能性都市に選定されたことを知った。そこで私たちは、ファミリー層の誘致を検討することが、豊島区の課題を解決する1つの手段になると考えた。ファミリー層の移住に成功することができれば、豊島区の地域活性化にも貢献できる。地元の個人経営店やスーパー、不動産業者などへの購買による波及効果が期待できるからである。

 豊島区の取り組みを調べたところ、多くの子育て制度に関連する取り組みがなされている反面、情報発信力が不足していると考えられた。とりわけ、ファミリー層へ情報が浸透していないことが浮き彫りになった。そこで、より多くのファミリーに豊島区の環境の良さを伝え、多くの子供たちを誘致し、活気ある街へと変えていきたいという想いをもって、このビジネスプランを提案した。