東商の活動

TPP効果発揮のカギは中小・小規模事業者による活用
東京商工会議所
文京支部
文京支部は11月6日、みずほ総合研究所の菅原淳一上席主任研究員を講師に招き、「TPP大筋合意の概要~中小・小規模事業者への影響~」と題して講演会を開催しました。
菅原氏は、TPP参加により日本の立地競争力が向上し、日本を拠点とした事業活動の活性化が期待できるとした上で、「参加への懸念を払しょくしなければ国民の理解を得られない」と強調。また、TPP協定は中小・小規模事業者による活用を重視し、そのための支援策を強調していることを紹介しました。その上で「中小・小規模事業者にTPPのメリット・手続きを知ってもらい、活用してもらわなければTPPの効果は発揮されない」と述べ、想定される影響の例を示しながら説明しました。最後に、TPP大筋合意を契機にメガFTA時代に対応する必要があるとして、「情報収集、事業戦略立案、支援策活用、人材・組織整備などが課題である」と指摘しました、
参加者からは、「TPPのメリット、デメリットがよくわかった」「TPP全般の知識が習得できた」「最新情報が聞けた」などの声があり、関心の高さがうかがわれました。
東京商工会議所
文京支部
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