東商の活動
第1回労働委員会幹事会を開催
東京商工会議所
産業政策第二部
労働委員会の下部組織として実務者クラスで構成する労働委員会幹事会は6月12日、新たな体制となって最初の幹事会を開催した。
最初に、厚生労働省労働基準局労働条件政策課の古瀬調査官より、労働時間法制の見直しの動向について説明を受けた後、意見交換を行った。
委員からは「新しい労働時間制度(ホワイトカラー・エグゼンプション)が政府から打ち出されたのは大きな前進であるが、高額な年収制限などが足かせとなり、中堅・中小企業では適用できる社員が極めて少ない」、「(現在、労働政策審議会で議論されている)中小企業の月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金率の引き上げについては、一律に引き上げても長時間労働の抑制にはつながらない」などの意見があった。
商工会議所は、労働時間法制の見直しについて引き続き議論を深め、中小企業の実態を踏まえた意見を主張していく。
東京商工会議所
産業政策第二部
担当 河上、米村
TEL 03-3283-7943