東京商工会議所荒川支部（富永新三郎会長・(株)新吉社長）は7月12日（土）、著名な物理学者である東京大学大学院理学系研究科物理学専攻・教授の中村哲（なかむら　さとし）氏による特別講義を東京大学本郷キャンパスで開催し、荒川区内の中学生を中心に31名の参加者が集まりました。

　本特別講義は、区内中学生に向け自然科学の関心を高めるために昨年度まで活動してきた「あらかわ自然科学フォーラム」主催で2007年にスタートし、今年で17回目。東商荒川支部が主催となった今年度は量子論をテーマに、光や電子が粒であり波でもあるという「二重性」や、観測によって状態が変化する「量子測定」など、私たちの身の回りの現象を記述する「ニュートン力学」とは全く異なるルールで動く量子の世界等について、最先端の研究成果を基にわかりやすく解説しました。