東京商工会議所江戸川支部(会長：平田善信・平田紙興(株)会長)は、１２月１９日、主に卒業後に就職を考えている高校生向けに、中小企業で働く魅力を伝える冊子「江戸川 業種・仕事ガイドブック」を初めて発行しました。

　本冊子は、区内の工業高校などに通う学生に、地元の中小企業で「働く」ことを具体的に知っていただくため、建設業・製造業・サービス業（物流サービス・介護等）等、様々な業種の仕事内容を紹介するものです。当支部では、城東地区５支部等と共催で、毎年、「高校と会員企業による就職情報面接会」を開催していますが、高校生に、より具体的に仕事内容を理解していただけるよう新たに冊子を作成しました。

　具体的には、江戸川区内に本社・事業所を構える中小企業１５社を事例として、業務内容や、入社後のキャリアステップ、先輩社員の声などを掲載しています。江戸川区内ならびに近隣の高校に配布するほか、業務内容を高校生に伝えるための参考にしていただけるよう区内の事業者等にも配布します。

　新規高卒就職者３年目までの離職率は約４割にのぼり、さらに企業規模が小さいほど離職率が高い傾向にありますが、高校生が就職先を考える際、中小企業の業務内容や仕事の内容を詳しく理解していない、知る機会が少ないことが一因と推測されます。本冊子により、就職を希望する高校生と中小企業の相互の理解が深まり、就職者の定着、中小企業の人材確保・経営力向上の一助となることを期待しています。

江戸川 業種・仕事ガイドブック

1. 江戸川 業種・仕事ガイドブック