東京商工会議所北支部（越野充博会長・越野建設㈱取締役社長）は7月15日、東京北区大河ドラマ「青天を衝け」活用推進協議会との共催で講演会「変化を恐れない渋沢栄一」を開催し、東商会員や北区民など135人が参加しました。

渋沢栄一翁が後半生を過ごした東京北区では、2019年から「東京北区渋沢栄一プロジェクト」を推進し、シビックプライドを醸成するまちづくりの象徴として渋沢翁を取り上げ、渋沢翁の思想の継承を推進しています。その取組みの一つとして、今回は講談師の神田京子氏と歴史家の安藤優一郎氏をお招きし、渋沢翁の激動の半生や慶喜との関係などについて講演いただきました。

第1部では神田氏が「渋沢栄一伝〜変化を恐れない男〜」 と題し、渋沢翁の生い立ちや立志の青年期、パリ万博で見たもの、帰国後の活躍などについてオリジナルの切り口で創作講談を披露。続いて第2部では、安藤氏が「慶喜復権と渋沢栄一」と題し、飛鳥山邸を舞台として生涯の主君徳川慶喜の復権のために奔走した、渋沢栄一の知られざる姿を紹介しました。

講演後、特別ゲストとして大河ドラマ「青天を衝け」のチーフ・プロデューサーである福岡利武氏が登壇。これからの見どころを紹介するとともに、ドラマの後半で飛鳥山についても描いていくことを宣言しました。