ニュースリリース
健康経営倶楽部マガジン ≪2021.2.2 vol.71 ~コラムで学ぶ健康づくり~≫
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健康経営倶楽部マガジン ≪2021.2.2 vol.71 ~コラムで学ぶ健康づくり~≫
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≪コラムで学ぶ健康づくり 目次≫◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆
健康経営の取り組みの一環として、社員の健康リテラシー向上に活用できるよう、
職場の中でも簡単に取り組める健康づくりに関する知識等を提供するコラムを
掲載しております。
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1.働き方の新しいスタイルにおける「こころの健康」を保つコツ
~産業医から元気に働くためのアドバイス~
新しい働き方における、「こころの健康」を保つコツのポイントまとめ(最終回)
(最終回/コラム7回+まとめ1回)
ヘルスデザイン株式会社 坂本 宣明
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2.きょうも健やか!
~「脳卒中」の予防は健康な血管から~
予防への最短ルートは血圧を下げること
(第11回/全12回)
株式会社NHK出版
※このコラムは、健康リテラシー向上に向けた情報提供を目的として、
社員の皆さまへ「メール」または「文書回覧」の形式で転送できます。
イントラ掲載、印刷等による社外への配布、営利目的での利用、内容の改変・
抜粋、著者・監修者のプロフィールをはずしての転送はできません。
転送可能な期間は本メルマガ配信後1年間です。
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1.働き方の新しいスタイルにおける「こころの健康」を保つコツ
~産業医から元気に働くためのアドバイス~
新しい働き方における、「こころの健康」を保つコツのポイントまとめ(最終回)
(最終回/コラム7回+まとめ1回)
ヘルスデザイン株式会社 坂本 宣明
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こんにちは、ヘルスデザイン株式会社の坂本です。
この連載では、新しい働き方である在宅勤務下での、「こころの健康」を保つ
コツについてご紹介しています。今回が最終回です!
一緒に今までの総まとめとしてポイントを確認して行きましょう。
詳細は、今までの連載を確認いただければと思います。
1 在宅勤務中のコミュニケーションを改善するコツ
【チームメンバーの悩み】
「同僚の状況が分からない、相談したいときに気軽に話しかけづらい、
一人で黙々と仕事をしていて気が滅入る、モチベーションの維持が難しい、
疎外感を感じる」などといった、コミュニケーションに関する課題があります。
在宅勤務中のコミュニケーションをどのように行えば良いでしょうか?
【解決策の一案】
□職場の同僚がお互いに、
「コミュニケーションを取りたいけども、漠然と取りづらい感じがする」と思っている
ケースが多いように思います。在宅勤務ならではの新しいコミュニケーション
スタイルに慣れて、仕事を抱え込みすぎることなく、ストレスを溜めることなく
勤務していくことが大切です。
□メール、チャット、電話、オンラインミーティングなど、それぞれの
コミュニケーションツールの特性を生かして、使っていきましょう。
□オンラインミーティングでは、必要に応じてカメラをONにする時間を設けて、
チームメンバーの様子をお互いに確認してみましょう。
ただし、リモートハラスメントと言われているように、カメラのONを強要する
ことは慎みましょう。
□オンラインミーティングの例:
朝礼や夕礼といった定期的な会合、雑談に特化した時間、オンラインランチ会の
開催などがあります。
□気軽に相談したい時はチャットを使って、内容の履歴を残したい時はメールを
使いましょう。
□チームの予定表に、管理職は「相談OK」の時間を表記して、部下が気軽に相談
できる環境を作りましょう。
皆様の職場でも、在宅勤務中のコミュニケーションを円滑に図るために、
様々な工夫を凝らしながら、チームワークを維持して行きましょう!
2 生活リズムや体調を保つコツ
【チームメンバーの悩み】
「通勤しなくてよいことから、生活時間のゆとりができた。
しかし、在宅勤務だと仕事のオンオフを付けづらい、生活リズムが乱れてしまう。
また、在宅勤務の環境が整っていないことがストレスに感じる。」
このような生活リズムの乱れなどをどのように整えていけば良いでしょうか?
【解決策の一案】
□いつも通りの時刻に起床就寝をしよう
同じ時間に起床して、太陽の光を浴びることで、生活リズムが整います。
□朝食をしっかりと食べて、心と体を目覚めさせましょう。
□在宅勤務でも仕事モードの服装に着替えたり、始業前や終業後にウォーキングをしたり、
仕事が終わったらパソコンを片付けることなどで、仕事のオンオフを切り替えよう。
□定期的な運動を行うことで、運動不足の解消を図り、良い睡眠にもつなげよう。
□仕事中は、一定時間ごとにアラームをかけて、小休止を適宜とりましょう。
時間を区切って仕事をすることで集中力が増し、疲労の蓄積も予防できます。
□生活時間にゆとりができて、自宅で飲酒をする機会が増えた方もいるかもしれません。
ただし、寝るためにお酒を飲むことは禁物です。お酒によって、睡眠が浅くなり、
生活リズムが乱れてしまいます。お酒はほどほどに!
□呼吸法や筋弛緩法、マインドフルネスなどのセルフケアによって、自律神経を
整えていこう(第6回目参照)。
□在宅勤務の時間が長い方は、必要に応じて机や椅子を新調したり、大きなモニター
を用意したり(テレビで代用する人もいます)、Wi-fi環境を整えることなどを
検討してみてください。
以上のように、在宅勤務の中で、自分に合ったやり方で、生活リズムや自分の健康状態、
仕事する在宅環境を整えていきましょう!
3 体調を崩した部下の対応のコツ
【管理職の悩み】
「在宅勤務中の部下の体調を確認することが難しいです。部下の調子が悪い時に、
気づくのが遅れてしまうのではないかと心配です。」
管理職は、在宅勤務中の部下のケア(ラインケア)をどのように行えば良いでしょうか?
【解決策の一案】
□ 業務進捗に遅れがないか、報告・連絡・相談ができているかを確認しましょう。
□ もし勤怠不良や体調に心配な部下がいた場合
・プライバシーに配慮して、1対1で声をかけます。
・話を聞く際には、傾聴し、助言を焦らないようにします。
・確認ポイントの例:よく眠れている?、食事は摂れている?、体調は大丈夫?、
休息できている?、困りごとはない?など。管理職として「いつでも相談してほしい」
というメッセージも添えましょう。
・部下の対応において、管理職自身で解決することが難しい場合は、管理職自身も
相談事を抱え込みすぎないことが大切です。
→相談を受けた情報の取り扱いに注意をして、上司、人事、産業医や保健師などに
情報連携を図っていきます。
→心配であれば、医療機関の受診も検討します。受診を戸惑う方もいますが、
「念のために、今の辛い状態をよくするために、一度専門家に相談してみては?」
などのように優しく誘導してあげてください。
在宅勤務の中で、何らかのストレスがかかり、健康状態を崩す方はゼロでは無いかも
しれません。体調不良者への対応の基本を知っておくことで、早期発見と早期対応に
努めていただければと思います。
以上、総まとめとして在宅勤務中の「こころの健康」を保つポイントについて確認しました。
すぐには実践できなくても、少しずつできることから始めていければと期待しております。
これからも皆さんで力を合わせて、健康を保って元気に働いていきましょう!
全8回にわたり、在宅勤務中の「こころの健康」を保つコツについてご紹介をしてきました。
在宅勤務が進む中ではありますが、コロナ禍の中ですので、まだまだストレスや不安が
多くある情勢だと思います。この新しい働き方と生活スタイルに関して、皆さんで
力を合わせて乗り越えて、健康を保って元気に働いていくことができればと心より
願っております。
私は産業医として、主に小規模・中小企業での健康管理を行っていますので、
「体調不良の社員にどう対応すれば良い?、社内の健康管理体制を整えたい」等、
なにかあればお気軽にご相談いただければ幸いです。
それでは、最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございました、
心より御礼申し上げます。
またいつかお会いいたしましょう!!!
【参考情報】
〇坂本宣明 産業医、労働衛生コンサルタント、博士(医学)
https://health-d.co.jp/corporate/
〇東京商工会議所 tosho antenna
https://tosho-antenna.jp/
〇日本渡航医学会・日本産業衛生学会
https://www.sanei.or.jp/images/contents/416/COVID-19guide1215koukai.pdf
〇厚生労働省 こころの耳
https://kokoro.mhlw.go.jp/linecare/data/e-learning.pdf
〇各都道府県の医療機関検索
https://kokoro.mhlw.go.jp/facility/
〇ヘルスデザイン株式会社 小規模事業所支援
https://health-d.co.jp/service/service06.html
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2.きょうも健やか!
~「脳卒中」の予防は健康な血管から~
予防への最短ルートは血圧を下げること
(第11回/全12回)
株式会社NHK出版
※このコラムは、健康リテラシー向上に向けた情報提供を目的として、
社員の皆さまへ「メール」または「文書回覧」の形式で転送できます。
イントラ掲載、印刷等による社外への配布、営利目的での利用、内容の改変・
抜粋、著者・監修者のプロフィールをはずしての転送はできません。
転送可能な期間は本メルマガ配信後1年間です。
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脳血管障害の最大の危険因子は「高血圧」です。自覚症状がほとんどないこともあり、
健康診断などで高い数値が出ても放置しがちです。
血圧を管理できれば、それだけで脳血管障害のリスクを減らすことができるのです。
血圧は自宅と診察室での測定から診断
「血圧」とは、心臓から送り出された血液が、血管の壁に与える圧力のことです。
心臓が収縮して血液を送り出すときの「収縮期血圧」と、心臓が収縮を終えて
リラックスするときの「拡張期血圧」で示されます。高血圧は、自宅と診察室の
2か所で測定した値から診断されます。自宅での収縮期血圧が135mmHg以上、または
拡張期血圧が85mmHg以上、診察室での収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が
90mmHg以上が続く場合を高血圧といいます。
あらゆるタイプの脳血管障害を招く高血圧
まずは、「脳梗塞」です。血管に強い圧力がかかり続けることで血管壁に傷がついて
コレステロールが蓄積する現象(動脈硬化)が起こります。細い動脈が狭くなって
詰まる「ラクナ梗塞」や、太い動脈に狭窄(きょうさく)が生じ、血栓(血液の塊)
形成が加わる「アテローム血栓性脳梗塞」の原因となります。また、高血圧が心臓に
負担をかけ、不整脈が起こるようにもなります。
この不整脈によって心臓の心房や心室の壁にできた血栓が脳動脈に飛び出す
「心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)」の原因にもなります。
次に、「脳出血」です。動脈硬化でもろくなった細い動脈が破れることで脳出血が
起こります。さらに「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」破裂です。
くも膜下出血(まくかしゅっけつ)の原因となる「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」
が破裂するリスクを高めます。
収縮期血圧を10mmHg下げると、脳卒中の発症率は30%減るといわれています。
高血圧の原因をつきとめて対処することが、脳血管障害を防ぐ最大の近道なのです。
※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2018年4月11日)。
[監修]岡田芳和 おかだ・よしかず
聖路加国際病院脳神経外科特別顧問
1974年広島大学医学部卒業。東京女子医科大学脳神経外科主任教授、
同大学病院長などを経て現職。専門は脳血管障害全般。
『別冊NHKきょうの健康 脳卒中 見逃さない、あきらめない』など、監修書、著書多数。
最先端の治療技術とチームワークをもって、超急性期から予防対策までの
脳卒中治療を成功へと導く。
上記コラムの無断転載を禁じます。
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