ニュースリリース
企業向け新型コロナウイルス対策情報 第36回 社内研修、採用イベント時の感染対策
東京商工会議所
東京商工会議所では、新型コロナウイルスが感染拡大する中、企業での対策に活用できる情報として、
産業医有志グループ(※)より提供される「企業向け新型コロナウィルス対策情報」を配信(不定期)しております。
本対策情報は、産業医有志グループ(今井・櫻木・田原・守田・五十嵐)が作成し、
厚生労働省新型コロナウイルス対策本部クラスター対策班・和田耕治先生
(国際医療福祉大学・公衆衛生学教授)のサポートも受けたものです。
詳細は本ページ下部の「文責」をご覧ください。
経営者・総務人事担当者のみなさま、社内研修、採用イベント等を行う際、
感染対策は十分検討されているでしょうか?
1.課題の背景:
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多人数が集まる社内研修、採用イベントは
延期・中止されていましたが、最近は感染対策を講じながら実施されつつあります。
しかし、感染対策が不十分だと、クラスター発生や多方面への感染拡大リスクがあります。
感染対策について下記の項目を確認しましょう。
2.企業でできる対策:
〇3密を回避できるよう開催方法を計画する。
〇体調不良の参加者がいないことを確実にする。
〇会話を最小限に、マスク着用、手洗い励行を参加者に実施させる。
〇会場の換気・保湿と消毒を行う。
1)3密(密集、密接、密閉)を回避できるよう開催方法を計画する。
□現地に集合する人数を最小限に厳選する。
□参加者に県境を越える移動が発生する場合は、Web開催とする、県ごとの開催とするなど、
参加者の移動が短くなるよう計画する。
□できるだけWeb開催を検討する。集合研修とする場合は、参加者の席間隔を最低1mとり、
近接した距離での会話や発声を伴う内容を避ける。
□換気・保湿が十分に行える会場を確保する。
2)体調不良の参加者がいないことを確実にする。
□参加中および参加日以前14日以内には、感染流行地域への移動、3密を伴うような
感染リスクの高い行動を取らないよう徹底させる。
□以下の場合は、速やかに担当者へ連絡させ、参加を見合わせる。
(Web参加に切り替えられるとなおよい)
・発熱・咳・咽頭痛・味覚障害などの症状がある場合
・濃厚接触者として外出自粛要請を受けている場合
・同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
□開催中に体調がよくない場合(例:発熱・咳・咽頭痛・味覚障害などの症状がある場合)は、
速やかに担当者へ連絡させ、参加を見合わせる(Web参加に切り替えられるとなおよい)。
3)参加中の会話を最小限に、マスク着用、手洗い励行を受講生に実施させる。
□フェイスシールドやマウスシールドでは飛沫発生抑制は限定的であることから、
マスク着用を原則とし(口元を見せる必要がある場合はWeb実施を検討する※)、
会話は最小限とする。
※Web実施も困難な場合にフェイスシールド等を考慮する。
□場所を移動した際、休憩時間、特に食事前に手洗いを励行させる。
消毒液の設置ができる場合は、こまめな手指消毒を励行させる。
□開催期間中の食事はできるだけ個別とすることがのぞましい。
飲酒を伴う食事は自粛させ、一緒に食事をする場合は、
座の配置は斜め向かいに、箸やコップの使い回わしを避ける。
会話する時はなるべくマスク着用を心がけるよう注意する。
4)会場の換気・保湿と消毒を行う。
□機械換気による常時換気。
□機械換気が設置されていない場合は、室温が下がらない範囲で常時窓開け
(窓を少し開け、室温は18℃以上を目安に)
□適度な保湿(湿度40%以上を目安に加湿器使用)
□ペンなど物品の共用は避け、出入口、トイレなどのドアノブを界面活性剤入り洗剤
またはアルコールで清拭する。
参考情報
【文責】守田 祐作(産業医科大学 健康開発科学)
※本文章は、産業医有志グループ(今井・櫻木・田原・守田・五十嵐)で作成しました。
厚生労働省新型コロナウイルス対策本部クラスター対策班・
和田耕治先生 (国際医療福祉大学・公衆衛生学教授)のサポートも受けております。
OHサポート株式会社(代表/産業医 今井 鉄平)では、経営者・総務担当者向けに必要な感染拡大防止策情報を随時配信しています。
本情報は著作権フリーですので、ぜひお知り合いの経営者に拡散をお願いします。
また、動画配信も行っております。参考情報リンク参照。
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