杉並支部（会長＝和田新也・箱根植木社長）は、「杉並区政に関する要望書」を８月３１日、田中良杉並区長に提出した。
要望書では、産業振興ならびに地域振興・観光振興、まちづくり、防犯・防災・防火対策・洪水対策に関する項目について要望しており、区内事業者支援のほか、安心・安全なまちづくりに向けた取り組みについて地域コミュニティー（町会、事業所、商店街等）における防犯カメラの設置維持管理に対する予算措置を伴う支援、局地的豪雨における洪水対策、インバウンド対策や多言語案内板の設置推進などが盛り込まれている。加えて、今年度は新たに、公契約条例の検討にあたっては地域経済の振興の観点からも区内事業者等の意見を取り入れるよう求めた。田中区長は「産業振興ならびにまちづくり等についていただいた意見を今後の議論の参考にしたい」と述べた。
同日、区議会各派とも要望書をもとに意見交換を行い、区内事業者への支援拡充や地域振興・まちづくりに向けた取り組み推進について懇談した。
要望書は、８月２８日に開催された幹部会議での討議を経て取りまとめたものである。杉並支部では毎年、役員・評議員・会員の声を活かし、区内産業振興、地域・観光振興、まちづくり、防犯・防災などの観点から商工会議所として杉並区政へ要望書を提出している。

1. 杉並区政に関する要望書