2024年度は支部設立５０周年の節目の年にあたり、記念事業に向けた準備を行った。①５０周年実行委員会ではこれからの港支部が向かう方向性を議論し、正副会長、各分科会、青年部での意見もふまえ実施事業を検討した。②機運醸成としてはスローガン「地域とともに、つなぐ商い」を選定。青年部所属の書家が揮毫したロゴと動画も作成する。③プレ事業として1 月の新年賀詞交歓会で100 歳を迎えた茶道裏千家千玄室大宗匠による特別講演会を開催し４５０名が参加した。

先行き不透明な状況下で中小・小規模事業者による資金繰りや融資に関する相談が高止まる。マル経融資の推薦や日本政策金融公庫および各種公的融資の紹介など重点的に取り組んだ。融資の資金使途としては回復した需要から、回復途上でのつなぎ資金や物価高や賃上げ用途にも対応した。また、日本政策金融公庫東京中央支店および五反田支店と連携した金融相談会も開催し、多くの事業者の金融支援を行った。

小規模事業者持続化補助金や展示会出展支援事業など、補助金や助成金の相談・申請支援を展開。また、人材確保での支援は「賃上げ施策活用支援」、賃上げ原資創出の為の「事業計画策定支援」、「給与改正での専門家派遣」など実施した。

港区との共催で行っている「みなとビジネス交流会」を８月に開催。また新年賀詞交歓会は４年ぶりに広く役員・評議員・会員・来賓等を対象に実施した。視察会については「モノレール車両基地＆羽田イノベーションシティ」「国立競技場視察・懇親会」を開催した。また、時宜にかなったテーマを設定した講演会、セミナーなどを逐次開催したほか、各種共済制度など会員サービス事業の普及推進を図り、広く会員事業所への経営サポートに努めた。