新宿・地区別散策ガイド|四谷・信濃町
甲州街道の要だった四谷
四谷の由来は、甲州街道の休憩所として四軒の茶屋(梅屋、木屋、茶屋、布屋)があったからという説と、四つの谷があったからという説があります。江戸城の建設とともに見附門が配置され、1616(元和2)年には、現在の四谷四丁目あたりに四谷大木戸を設置して、西国の豊臣方大名ににらみをきかせていました。大木戸には、1654(承応3)年に完成した玉川上水の分岐点が設けられ、ここから地中の管を通して、江戸市中に配水していました。四谷四丁目交差点角の四谷区民センター敷地内には、四谷大木戸跡の石碑と水番所の水道碑記(すいどうのいしぶみのき)があります。
また、四谷駅から四谷三丁目にかけては、服部半蔵(はっとり・はんぞう)の墓がある西念寺(さいねんじ)、内藤新宿の創設者・高松喜六、盲目の国学者・塙保己一(はなわ・ほきいち)の墓がある愛染院(あいぜんいん)、三十六歌仙絵の須賀神社(すがじんじゃ)、鬼平こと長谷川平蔵(はせがわ・へいぞう)の菩提寺がある戒行寺(かいぎょうじ)、お岩稲荷の田宮神社(たみやじんじゃ)などの史跡をはじめ老舗も多く、散策にはもってこいのスポットです。
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