区の特色
新宿区の事業所数・人口・特色
新宿区の人口
副都心新宿は、都庁をはじめ100m以上の高層ビル群がひしめき、多くの企業が入居している。
新宿区の人口は約33万(外国人登録者を含む)、世帯数は約21万となっており、単身世帯が多く、かつ高齢者の割合が高いことが新宿区の一つの特徴となっている。一方、昼間人口は77万人と港、千代田に次いで3番目で、多くの通勤・通学者の流入により昼間人口比率は約250%と高く、また、外国人登録人口は4万人と区部平均(1万5千人)の2倍強を数えるなど国際色が強いのも特徴の一つである。
新宿区の特色
新宿駅は1日の乗降客数が約350万人、新宿駅周辺には、6,000㎡超の大型店やホテル、飲食業、サービス業などが集積し、23区の中でも有数の小売年間販売額を上げている。また、海外からも多くの人が訪れる世界でも有数のビジターズ産業のまちでもある。
新宿区の事業所
区内製造業の約7割は出版・印刷・同関連産業が占める。また都の伝統産業として指定されている染色業が数多く立地している。明治時代末から大正時代にかけて神田川の水利を利用して立地し、現在も東京染小紋、東京手描き友禅、江戸更紗などの制作が行なわれている。
西新宿を中心とした地域にはIT産業の本社機能が集積しているとともに、先端コンピューター関連の事業所が多く、起業者も多い。新宿は交通の基点となっているばかりでなく、情報の基点ともなっている。
新宿区のまちづくり・小売年間販売額・産業振興基本条例
新宿区のまちづくり
新宿駅東西自由通路は、2020年の開通に向けて準備を進めており、新宿駅周辺の回遊性が進むことが期待されている。
歌舞伎町では、安心・安全まちづくりのため、国、都、区と地元の事業者・住民が協議し、誰もが安心して楽しめるエンターテイメントの街づくりを目指している。
新宿区の小売年間販売額
新宿区の小売年間販売額は23区内トップクラスであり、近年はファストファションや大型家電量販店の進出などで話題を集めているが、景気の停滞による売上低迷が深刻な課題となっている。区では魅力ある商店街づくりの支援の一環として、平成19年から商店会サポーター制度を導入し、専門家を派遣し、商店会の活性化を図るための支援を実施しており、好評を得ている。
新宿区の産業振興基本条例
平成23年4月に新宿区産業振興基本条例を制定し、産業振興の基本方針を定めた。