新宿・地区別散策ガイド|大久保・百人町

新宿・地区別散策ガイド|大久保・百人町

今も引き継がれる百人鉄砲隊

隔年9月に行われる「鉄砲組百人隊出陣の儀」

内藤清成が率いていた、伊賀組百人鉄砲隊の同心屋敷があったことから名付けられた百人町は、江戸時代、農村地帯でした。また当時、この地域の武家屋敷では植木の栽培が盛んで、明治時代以降もつつじの名所として広く知られていました。皆中稲荷神社(かいちゅういなりじんじゃ)は、「皆が命中しますように」と、百人鉄砲隊の面々が祈願したといういわれのある神社で、江戸時代には、「鉄砲組百人隊出陣の儀」が行われていました。この儀式は1961(昭和36)年に復活し、以後、隔年9月に、火薬を使った鉄砲の試射を行う迫力満点の行事が行われています。

日本有数のコリアタウン

職安通りや大久保通りはハングル文字の看板が多い

この地域は、新宿区内で最も外国人居住者の多い場所で、様々なアジアの料理が楽しめます。とりわけ、JR大久保駅からJR新大久保駅を通る大久保通りと、歌舞伎町と大久保とを隔てる職安通りのあたりは、まちにハングル文字の看板が溢れており、味もスタイルも本場韓国さながらの飲食店、日本では入手困難な食材が並ぶスーパー、ハングル標記の商品、数多くの韓国系教会や寺院などが集積する日本有数のコリアタウンへと発展しています。日韓W杯で「テーハンミングック(大韓民国)!」と絶叫する赤いサポーターが波と化した職安通りには、高麗博物館があり、日韓の歴史・文化の見聞、チマチョゴリの試着ができます。

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