東商の活動

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ムスリム体験視察会 実施しました

2015年2月26日
東京商工会議所
地域振興部
新宿タカシマヤで担当者より祈祷室の説明を受ける

新宿タカシマヤで担当者より祈祷室の説明を受ける

成田屋でハラールの和食弁当を試食

成田屋でハラールの和食弁当を試食

東京ジャーミイ・トルコ文化センター

東京ジャーミイ・トルコ文化センター

 東京商工会議所 観光・まちづくり委員会は、2月26日、「ムスリム体験視察会バスツアー」を実施し、30名が参加しました。

 今回の視察会は、ムスリムの人々をもてなすための正しい知識と文化の理解を深めていただくために、セミナーに加えてハラールの先進事例を実際に視察しました。
 最初にセミナーでは、講師のNPO法人日本ハラール協会の四辻理事が、ムスリムやハラールの基礎知識や、ハラールビジネスを手掛けている先進事例について、具体例を交えたお話がありました。
 セミナー終了後は、実際に取り組んでいる企業の先進事例を視察しました。まず、昨年9月26日に百貨店としては初めて祈祷室を設置した「新宿タカシマヤ」を訪れ、設置の経緯や現在の利用状況などについて説明がありました。
 次に、2月12日にオープンした浅草の「成田屋」でハラールの和食弁当を試食していただきました。店のオーナーから、ハラール食とは何か、食事を提供する際の注意点や実際に使用しているハラール仕様の調味料などについて説明がありました。
 最後の、東京ジャーミイ・トルコ文化センターでは、イスラムの歴史、文化について詳しい説明があり、また、参加者も実際にアザーンに従って礼拝を体験しました。

 参加者からは、「ムスリムの方の考え方や慣習など今まで誤解が多かった」「普段では体験できない知見を得られ今後のビジネスの参考になった」などの声が聞かれました。

 東京商工会議所としては、今後も、観光立国の実現に向けた動きや、それに対応する訪日外国人旅行者の受入対応等をはじめ、施策周知の説明会の開催や、具体的な対応策の情報提供をするほか、国・東京都をはじめ関係機関と連携した取り組みを進めてまいります。

ムスリム ・・ イスラム教徒のことをムスリムという

ハラール ・・・ ハラール(HALAL)とは、イスラム教の教えに基づいた「合法的なもの」「許されたもの」という意味のアラビア語で、例えば食品の場合、イスラム教で禁じられている豚肉・アルコールやその由来成分等を一切含まないことがハラールの条件となります。

アザーン ・・・   礼拝時間を告げる呼びかけです

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
地域振興部
担当 矢吹・清水
TEL 03-3283-7658
FAX 03-3283-7633