東京商工会議所中央支部は10月31日、中央区老舗企業塾事業（※）の活動の一環として、「第３回老舗企業塾サロン　創業１６０年、『濃ゆい味』で伝統を守る　樋口純一社長講演会＆交流会」と題した講演・交流会を開催し、経営者や経営幹部など２７名が参加しました。

　講演会では、日本初の折詰弁当専門店として知られる日本橋弁松総本店の樋口純一社長より、飲食店だった「樋口屋」がどのように「折詰弁当専門店」となった経緯や、老舗としてこれまで経営を続けてこられた理由、新しい顧客層を増やすための取り組みなどについて、ユーモアを交えた紹介がありました。

　その後、老舗企業塾運営委員会の委員を交え、グループごとの名刺交換会や、自由に歓談する懇親会も開催され、穏やかな雰囲気の中で交流を深める参加者の姿が見られました。

　参加者からは、「歴史や伝統、ブランドや価値を守ろうとする心意気がとてもよく伝わった」「日本橋という地域を見直すきっかけになった」などの意見が聞かれました。