東商の活動
工業部会講演会「"3Dプリンタ"は日本に『21世紀の産業革命』をもたらすか?」を開催しました
東京商工会議所
中小企業部
東京商工会議所工業部会は、10月24日に講演会「"3Dプリンタ"は日本に『21世紀の産業革命』をもたらすか?」を開催し、工業部会所属議員、会員の111人が参加しました。
講師の株式会社野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部 上級コンサルタント 寺田知太氏からは、3Dプリンタを取り巻く最新動向から、今後のものづくり企業の成長可能性についてお話がありました。
寺田氏は、3Dプリンタの活用が広まることで、製造業にIT産業のようなイノベーションが起こり、これは変化できる中小企業にとってはチャンス、そうでない中小企業にとっては脅威となると説明。「3Dプリンタが使えることは付加価値にはならない、何を作るか、何を作りたいかがポイントである」とお話がありました。これからの製造業が価値を生み出すのは、素材・部品、デザイン、評価・試験の3点にあり、たとえば新しい素材の提案だけでなく、新たな用途を提案できる、図面通りの加工ではなく、手書きスケッチから顧客が求める部品設計ができるといった企業は、3Dプリンタブームをチャンスに成長できる、と力強く締めくくられました。
今後も工業部会では皆様のビジネスに役立つ情報提供をしていきます。
東京商工会議所
中小企業部
担当 梶原・西村
TEL 03-3283-7643
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