東京商工会議所板橋支部では3月4日（月）・5日（火）の2日間にかけて、イワツキ㈱（岩月宏昌社長）新潟工場、および青年部会員企業㈱ヒカリ（高橋伸一社長）阿賀野工場ほか、三条市内の包丁製造業㈱タダフサ（曽根忠幸社長）の３社を視察しました。参加者は、板橋支部青年部の坂本幹事長はじめ青年部会員企業9名。

　視察1日目（3/4）は、板橋支部青年部会員企業で理美容用のハサミを製造している、㈱ヒカリの阿賀野工場を訪問し、高橋社長から職人一人ひとりが手掛ける同工場での製造工程をご説明いただきました。また、三条市にある刃物メーカー㈱タダフサを訪問後、三条商工会議所を表敬訪問し、三条市における産業振興の取り組み等について意見交換を行うとともに、燕・三条両商工会議所青年部幹部（計7名）との名刺交換会・懇親会を開催しました。

　視察2日目（3/5）は越後一宮として古くから信仰を集める弥彦神社を参拝した後、板橋支部会長企業であるイワツキ㈱の新潟工場を訪問。打綿から加工、滅菌処理や品質管理等について、岩月会長アテンドのもと、工場内をご案内いただきました。

　その後新潟市の「カーブドッチワイナリー」にて昼食後、燕三条駅に移動し、参加者一同新潟を後にしました。

　青年部の坂本幹事長による視察後記は以下の通り。
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　今回、新潟県内のものづくり企業3社を訪問させていただき感じたことは、「技術の継承」と
「新たなチャレンジ」でした。

　㈱ヒカリ新潟工場では、日々技術研鑽する職人ともいうべき社員の方々が、１本１本丁寧に
ハサミを仕上げる姿に感銘を受け、また「TOKYO YEG AWARDS 2023」大賞に輝いた企業を
タイムリーに視察できたことをたいへん嬉しく思いました。
　㈱タダフサ様では、世界に認められる燕・三条地域の鍛冶加工の技術の高さを知るとともに、
工房のイメージを変える洗練されたデザインに新しい挑戦を感じました。
　イワツキ㈱新潟工場では、同社創業の原点であるガーゼの製造工程はじめ最新設備を導入した
近代的な施設を視察させていただきながら、100年におよび同社の挑戦の歴史を伺いました。
また、モノづくりのまち燕・三条両商工会議所青年部幹部の方々と懇親を深められたことは、
たいへん有意義かつ今後の両市と板橋の交流深化につながったものと確信しています。

　古くからの技術を守り育てること、そしてそれを礎に新たな市場を開拓していくこと・・・。
　この大切なことを目の当たりにし、あらためて自社の経営に生かしていく必要があること強く
感じられた非常に実りある視察会となりました。
このたびの視察会にご協力いただきました関係の皆さま方に対し、心より感謝申し上げます。
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　東京商工会議所板橋支部青年部では、今後も会員企業向けの視察会等を通じて地域の課題解決や中小企業の経営に役立つ情報を発信してまいります。