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健康経営倶楽部マガジン  ≪2020.7.7 vol.50 ~コラムで学ぶ健康づくり~≫

2020年7月7日
東京商工会議所
会員交流センター

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          ─健康経営の最新情報が満載!─
健康経営倶楽部マガジン ≪2020.7.7 vol.50 ~コラムで学ぶ健康づくり~≫
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〇【特設ページのご案内】
  新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている企業の皆様へ

感染拡大によって影響を受けている企業の皆様への支援事業をまとめた、特設
ページにて、経営相談・融資をはじめ、企業の皆様のサポート情報を掲載して
います。

 ⇒詳細はこちら
  https://www.tokyo-cci.or.jp/covid-19/

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〇企業での感染症対策を支援します!
「職場で始める!感染症対応力向上プロジェクト」のご案内

従業員のリテラシー向上に向けた教材の無料提供や、BCP策定の為のツール提
供など、感染症の脅威から企業を守る為の対策について支援します。

 ⇒詳細・お申込みはこちら
  https://www.tokyo-cci.or.jp/kenkokeiei-club/12/

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≪コラムで学ぶ健康づくり 目次≫◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆

健康経営の取り組みの一環として、社員の健康リテラシー向上に活用できるよ
う、職場の中でも簡単に取り組める健康づくりに関する知識等を提供するコラ
ムを掲載しております。

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1.働き方の新しいスタイルにおける「こころの健康」を保つコツ
  ~産業医から元気に働くためのアドバイス~

  「新しい働き方での健康課題 ~10,000件の回答から見えてきたもの~」
  (第1回/全7回)

                  ヘルスデザイン株式会社 坂本 宣明

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2.きょうも健やか!

  ~寝苦しい夜もぐっすり眠れる「快眠術」~
 「働き盛りの睡眠不足。必要なのは、昼寝よりも睡眠の見直し」
  (第4回/全12回)             
               
                            株式会社NHK出版
   
   ※このコラムは、健康リテラシー向上に向けた情報提供を目的として、
    社員の皆さまへ「メール」または「文書回覧」の形式で転送できます。
    イントラ掲載、印刷等による社外への配布、営利目的での利用、内容
    の改変・抜粋、著者・監修者のプロフィールをはずしての転送はでき
    ません。転送可能な期間は本メルマガ配信後1年間です。

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1.働き方の新しいスタイルにおける「こころの健康」を保つコツ
  ~産業医から元気に働くためのアドバイス~

  「新しい働き方での健康課題 ~10,000件の回答から見えてきたもの~」
  (第1回/全7回)

                  ヘルスデザイン株式会社 坂本 宣明

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初めまして!産業医・保健師として、会社の健康管理を担当しているヘルスデ
ザイン株式会社の坂本です。私たちは日頃から人事・総務担当者や管理職、労
働者からの様々な相談に対応しています。
現在、新型コロナウイルス感染対策の中で、新しい働き方における健康を保つ
ための工夫がよりいっそう大切になってきています。そのため、計7回にわた
って、産業医・保健師の立場から、働き方の新しいスタイルにおける「こころ
の健康」を保つコツについてご紹介していきます。

第1回は、新しい働き方において、特徴的なテレワーク(在宅勤務)での健康
課題とその解決に向けたヒントです。
私たちは、2020年4月に、産業医・保健師として健康管理を担当している企業
様に「在宅勤務での困りごととその工夫」に関する調査を行いました。そして
14社、1,103人の労働者から述べ10,024件の回答を得ることができました。
その中から、代表的な3つの課題と解決のヒントを取り上げます。

【課題その1:業務の進め方が変わったことへの戸惑い】

 ・他部署の状況が見えづらいので業務把握が難しくなった
 ・メールのやりとりが増えたので繁忙感が増した
 ・業務が計画通り進まなくなった
 ・在宅では実験や実機が取り扱えない

 このような業務上ストレスを感じているようです。

 →解決のヒント

 (1)withコロナでは、誰もが先行きの見えない状況です。仕事の進捗が芳
    しくないことによって自分を責め過ぎてはいませんか?
    「仕事ができていないのは自分のせいだ」という認知の歪みが起きて
    いないかどうかに気を付けてみましょう(これは認知行動療法と呼ば
    れており、第5回にご紹介します)。

 (2)普段から仕事を抱え込みすぎないように上司や同僚に相談するように
    しましょう。健康状態に困りごとがあれば、早めに上司や、産業医・
    保健師などの専門家に相談することが大切です。

 (3)管理職は在宅勤務で働く部下の状況を確認する工夫が必要になってき
    ます。この方法については第2回で深掘りしていきます。


【課題その2:生活リズム(仕事リズム)が作りづらい、睡眠の乱れ】

 在宅勤務では、

 ・休憩がうまく取れない
 ・仕事のオンオフがつけられない、そのため夜や休日に仕事をしてしまう

 このように仕事リズムを作りづらい人が出てきています。
 また、起床や就寝といった睡眠リズムも乱れやすいため注意が必要です。
 これらのリズムの狂いは、疲労の蓄積につながり、こころの健康にも影響し
 てきます。

 →解決のヒント

 (1)生活リズムを保つことはこころの健康の基本です。
    そのためには、いつも通りの時刻に起床就寝をする、普段の出勤通り
    に着替えを行う、始業前や終業後に散歩をする、小休止の目安となる
    アラームをセットする、仕事が終わったらPCは片付けるなどの工夫を
    して、自分なりの生活リズムを作っていきます。
 (2)良質な睡眠をとるための工夫は、第4回以降に詳しくご紹介します。


【課題その3:自宅環境が仕事に適していない】

 在宅勤務が急に始まったことによって、

 ・自宅にPC作業に適した机や椅子がない、そのために肩こりや腰痛が辛い
 ・家族も在宅勤務であったり、子どもが家にいるので仕事に集中できない

 など、身体の不調やストレスを訴えるケースもあるようです。
 このように仕事をする環境が整わないと疲労の蓄積や精神的ストレスにつな
 がってしまいます。

 →解決のヒント

 (1)作業環境を整えるために、机や椅子、PC周辺機器を整え、作業の姿勢
    も見直していきましょう。さらに肩こりの改善運動や、腰痛予防の運
    動を行いましょう。運動をすることによって心身の健康も整ってきま
    す。

    ・作業姿勢、簡単なストレッチの例(ヘルスデザイン株式会社)
     
     http://health-d.co.jp/commentary/workposture_stretch/

    ・肩こりの予防(YouTube/ARROW,Inc. 代表取締役 阿藤 貴史 氏
     (現役格闘技選手・理学療法士)))

     https://www.youtube.com/watch?v=J2LaYeORfgk&feature=youtu.be

    ・腰痛の予防(東京大学医学部附属病院22世紀医療センター)

     https://lbp4u.com/koredake/

 (2)在宅勤務では家族と居住空間をうまく使い分けられないかを考えてみ
    ます。ダイニングテーブルを仕事の机に活用するのも一考です。
    また、在宅勤務は家族と一緒に居られる幸せな時間と考え方を捉え直
    すこともよいですね。オンラインの最中に、子供が写っても今のご時
    世ではお互い様で、微笑ましいことでもあると思います。

 以上、3つの課題とその解決のヒントを挙げました。
 在宅勤務に関する困りごととその対策は、これ以外にもまだまだたくさんあ
 ります。冒頭でご紹介した、ヘルスデザイン社が取りまとめた在宅勤務中の
 困りごとと対策のアイデア集をご参考にしてみてください。

 http://health-d.co.jp/commentary/telework-idea202005/


次回は、職場の課題に注目して、職場でのコミュニケーション、チームワーク
づくりに関するコツについてご紹介していきます。


ヘルスデザイン株式会社
坂本宣明 産業医、労働衛生コンサルタント、博士(医学)
http://health-d.co.jp/corporate/

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2.きょうも健やか!

  ~寝苦しい夜もぐっすり眠れる「快眠術」~
 「働き盛りの睡眠不足。必要なのは、昼寝よりも睡眠の見直し」
  (第4回/全12回)             
               
                            株式会社NHK出版

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働き方改革が叫ばれるなかでも、相変わらず超忙しいのが日本のサラリーマン
諸氏。朝から晩まで働きづめで、平日の睡眠時間が6時間未満という人も多く
いると思います。

「睡眠不足は、一生懸命に働いている証拠」と胸を張る人もいるかもしれませ
ん。でも寝不足生活では、効率よく仕事をすることはとてもできません。

【睡眠不足で働くと生産性が低下する】

1日何時間眠れば睡眠が足りているかは、人によって異なります。しかし、健
康な成人に必要な睡眠時間は6時間台から7時間台で、6時間未満の睡眠が続
くようなら、睡眠不足となります。実際、6時間未満の日が続くと、昼間に耐
えがたい眠気に襲われるようになります。

ランチ後の昼下がりの時間帯に眠くなるのは生理的な現象で、睡眠不足がなく
ても起こります。もしあなたが、「いつも午前中から眠い」「午後からはずっ
と眠たい状態が続く」「耐えがたい眠気に襲われる」となると、それは睡眠不
足かもしれません。その場合、朝早くから夜遅くまで残業して目いっぱい働い
ていても、眠気や作業能力の低下から仕事の効率は低下しているはず。

人間がしっかりと覚醒して仕事ができるのは、起きてからせいぜい12~14時間
後までといわれています。6時に起きたとすれば、バリバリ活動できるのは夕
方頃までということです。起きてから15時間以上たつと、作業能力は酒気帯び
運転並みに低下するという説もあります。

書類上のミス程度ならともかく、機械の操作ミスや車の運転ミスなども起こり
やすくなります。たかが睡眠不足と見逃すわけにはいきません。

【睡眠不足解決の根本的な方法は?】

どうしても睡眠が足りなくなってしまった場合は、午後に仮眠することをお勧
めします。ただし、あまり長く眠ると起きたときに目覚めがよくありませんの
で、くれぐれも短時間に。

短い睡眠で午後の作業能力が上がるというのは、基本的には夜間の睡眠不足が
ない場合で、ちょっとした午後の眠気に対する対策です。睡眠不足になってし
まったら、夜にきちんと眠る時間を確保する以外に解決方法はありません。

[監修]内山 真 うちやま・まこと
日本大学医学部精神医学系主任教授
1980年東北大学医学部卒業。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所
部長を経て現職。専門は精神神経学、睡眠医学、時間生物学。『別冊NHKきょ
うの健康 睡眠の病気 不眠症・睡眠時無呼吸・むずむず脚』(NHK出版)、
『睡眠のはなし 快眠のためのヒント』(中公新書)など、著書多数。眠りの
人間学がテーマ。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(2018年6月13日)

上記コラムの無断転載を禁じます。
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NHK出版
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