笹塚駅を出て北に向かえば、「十号通り商店街」「十号坂商店街」が続き、幡ヶ谷駅の北側にも「六号通り商店街」「六号坂商店街」。都会のイメージが強い渋谷にあって、この辺りは意外にも、昔ながらの商店街が充実している地域で、商店街のはしご散歩にピッタリです。

ところで、商店街の名前に数字が付いているのはどうしてでしょう？ 京王線と平行して走る都道431号線は、かつて西新宿にあった淀橋浄水場に玉川上水から水を引き込む水路でした。そこに架かる橋には浄水場側から順に番号が振られていて、その名残が都道とクロスする商店街の名前に残っているのです。

いかにも庶民的なお惣菜屋さんからオシャレなカフェまで、さまざまな顔を見せる商店街。地元の人だけのものにしておくのはもったいない！

都心部の喧騒に疲れたら、ぜひ寄り道してみてください。まるで自分の暮らす町を歩いているような気分で、ほっとひと息つけますよ。

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