東商の活動

特別講演会「ピンチはチャンス!山口の山奥の小さな酒蔵だからこそできたもの」を開催しました
東京商工会議所
中央支部
東京商工会議所中央支部は11月14日、旭酒造社長の桜井博志氏を招き、「ピンチはチャンス!山口の山奥の小さな酒蔵だからこそできたもの」と題した講演会を開催し、201人が参加しました。
旭酒造は山口県岩国市の山奥に立地し、日本をはじめ海外からも高く評価されている銘酒「獺祭」で有名です。急逝した父から継いだ1984年当時、売上が戦後最盛期の3分の1という不振にあえぐ中、「お客様の幸せ志向商品」という発想に転換、普通酒の大量販売から純米大吟醸に特化し、東京に進出しました。味と香りにこだわる日本酒は人気を博しましたが、新規の地ビール事業で失敗。将来を案じた杜氏が辞めたのを契機に、社長と社員によるデータ管理の下、経験や勘に頼らず季節に左右されない醸造体制を確立し、現在では海外20カ国以上で販売されています。
桜井社長は、「良い酒を造ることを徹底的に追求し、日本酒造りに不可欠な山田錦を栽培する農家の育成に力を入れたい」と語りました。
参加者からは「桜井氏の信念や人柄に感動した」「常識にとらわれない逆転の発想に感銘を受けた」といった意見が多く聞かれました。
東京商工会議所
中央支部
TEL 03-3538-1811