東商の活動
トラベル&ツーリズム委員会「大分県別府・由布院視察会」を開催しました
東京商工会議所
地域振興部
東京商工会議所トラベル&ツーリズム委員会(委員長=田川副会頭・(株)JTB相談役)は、11月28日・29日の2日間、「大分県別府・由布院視察会」を開催しました。
大分県別府市は、観光産業の基幹産業化を推し進め、「儲かる別府」に進化するために「別府ツーリズムバレー構想」を推進しています。各種メディアや訪日外国人からも注目を集めている別府・由布院において、官民連携した持続可能な観光を実現するための取組事例を視察することで、世界に冠たる「国際文化都市東京」を志向する東京のツーリズム振興のヒントを探るべく、本視察会を実施しました。
一行はまず、由布院玉の湯を訪問、「由布院の現状と今後の街づくり戦略」と題して、同社長兼日本旅館協会会長の桑野和泉氏と由布市副市長の小石英毅氏より、由布院の観光需要の偏りについての現状と、官民連携した「住んでよし」の街づくりに関するお話しを伺いました。
講演後には、国内外の観光客で賑わう湯の坪街道を視察しました。
2日目は本視察会のメインとなる別府市を訪問し、日本有数の観光都市・別府市において観光を基幹産業に据え、様々な取り組みを推進する長野恭紘市長より、「持続可能な温泉観光都市を目指して」と題して、企業支援・人財育成を通じた観光産業の集積地化を目指す「別府ツーリズムバレー構想」や、温泉効果の見える化による観光の高付加価値化の取組についてご講話いただきました。
その後、別府温泉の歴史と未来を体感し、学ぶことのできる「地獄温泉ミュージアム」を視察しました。
最後は、地域連携DMO(観光地域づくり法人)として、中心的な立場で大分県北部の観光旅客の来訪及び滞在の促進に取り組む(一社) 豊の国千年ロマン観光圏を訪問し、事務局長の堤栄一郎氏より、インバウンド旅行客をターゲットとした「滞在交流型観光」の実現に向けた取組に関するお話を伺いました。
今後も当委員会では、わが国および東京のツーリズム振興に向けた取組みを推進してまいります。
東京商工会議所
地域振興部 観光・流通サービス担当
TEL 03-3283-7658