表参道から原宿に向かって少し歩くと、右手に現れるのが「原二商店街」のゲート。くぐった先に続く、けっして広いとはいえない小径をたどれば、そこはおもちゃ箱のように楽しい裏町です。焼き物の工房や個性的なカフェ、現代アートを牽引する美術館やギャラリー……。迷うほど入り組んだ横丁を気の向くままに探索すれば、思いがけない出会いが待っています。
裏通りの店はどれもこぢんまりとしていますが、だからこそ、独特の魅力が凝縮され、輝きを放ちます。陶器の店にはオーナーのお眼鏡にかなった作家もの、自転車専門店には限定モデル、眼鏡店には小さなパーツまでオリジナルの逸品。そうしたこだわりの品を扱うショップを巡りながら千駄ヶ谷までぶらぶらと歩き、ハイストリートとはひと味違う、ユニークでスタイリッシュな世界を体験してみましょう。

ランチはおいしいビーガン料理を供するレストランで。お腹を満たしたところで、ふたたび細い道を行きつ戻りつ千駄ヶ谷トンネルを抜け、仙寿院交差点へと向かいます。
目に飛び込んでくるのが、隈研吾氏設計のオリンピックスタジアム。その美しい姿を眺めながら散策し、思い出に老舗の日本茶を手に入れたら、ゴールまであとひと息です。千駄ヶ谷駅まで最後のウォーキングを楽しんで。

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