東京商工会議所中野支部（会長＝麻沼雅海・アサヌマコーポレーション社長）は7月28日、田中大輔・中野区長と区内産業界との懇談会を開催し、地域活性化のための提言をまとめた「中野区の産業活性化に関する要望」を提出しました。
　今年度の要望書では、下記項目について取りまとめました。
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Ⅰ．産業振興


１．中野区の制度融資における支援（信用保証料ならびに利子の補助）の拡充

２．中野区の区内向け情報提供を「必要な情報を必要な人に届ける」発信型広報へ

３．入札制度における区内業者優遇・区内業者発注率の開示について

４．託児施設増強と学校統廃合における整合性についての情報開示

５．中野区の産業振興における中野区産業振興拠点（ICTCO）の活用


Ⅱ．観光


１．「（仮称）中野区都市観光推進協議会」の早期設置

２．シティセールスの推進
２－１　外国人に向けた都市観光プロモーションの推進
２－２　都市観光振興策として「フィルムコミッション」の活用
２－３　多言語に対応した情報提供媒体の整備

３．Wi-Fi設置後の周知活動について

４．哲学堂公園の観光資源のあり方


Ⅲ．まちづくり


１．既存不適格建築物及び用途地域等の不具合による事業者への対応

２．木造密集地域・空き家住宅の対策

３．西武線立体交差事業による周辺事業者（商店街）への対応

４．中野駅周辺再開発について
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まず、横山浩之・中野区の産業活性化等に関する委員会委員長から今年度の要望書作成にあたっての経緯など説明があった後、各テーマを担当した座長・副座長より個別に説明がありました。田中大輔・中野区長からは「基本的な方向性は一致している。それぞれの項目については、各部門・担当ごとに検討し、ご返答したい。」といった回答がありました。また、区議会に対しても同様の要望書を北原ともあき中野区議会議長に提出し、各項目の早期実現を求めました。
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　東京商工会議所中野支部では、平成14（2002）年度より、区長および議会に対して「中野区の産業活性化に関する要望」を提出しています。これまでにも、区長と産業界との定例懇談会の実施や、中小企業向け融資制度の拡充などが実現に至りました。さらに、区内最大の課題となっていた中野駅周辺まちづくりに関しても、要望を反映して計画の対象地域が拡大されるなど、今までに大きな成果をあげています。
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■当要望書は、東京商工会議所中野支部と中野工業産業協会の連名で提出しました。

1. 中野区の産業活性化に関する要望書