東商の活動

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渋沢セミナー「百会長と呼ばれた阪谷芳郎の生涯―渋沢栄一との奇縁を受けて」を開催しました

2024年10月8日
東京商工会議所
広報部見える化推進担当
セミナーの様子

セミナーの様子

 東商は10月8日、「渋沢セミナー『百会長と呼ばれた阪谷芳郎の生涯――渋沢栄一との奇縁を受けて』」を開催し、62人が参加しました。講師は渋沢翁の玄孫にあたる阪谷綾子氏(備中館 理事長)にご講演いただきました。
 阪谷氏の曽祖父にあたる阪谷芳郎は、渋沢翁の次女琴子と結婚したことで渋沢同族の一員となりました。蔵相や東京市長などを務めた芳郎は東商(東京商業会議所)の顧問のほか、備中館館長、帝国飛行協会(当時日本航空協会)会長など約211の役職を歴任したことから「百会長」と呼ばれました。
「百会長」と呼ばれていた芳郎について阪谷氏は「渋沢翁をはじめ多くの方々との人間関係があったからこその異名。渋沢翁の“公益に資する”という考え方に影響を受け、本人の“常に報恩の感を持つ”の理念による行動が活動の場の拡大につながったのだろう」と解説しました。また、東京市長就任後に、明治天皇の御陵を東京に誘致する活動を渋沢翁と中野武営(当時東京商業会議所第2代会頭)との3人で尽力した史実も紹介。この活動は後の天皇奉祀の神社創建の運動に切り替わり、明治神宮の建設に至りました。その他、渋沢翁直筆の家法・家訓を紹介するなど、渋沢翁を“内”から語りました。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
広報部 見える化推進担当
担当 葛生、細井
TEL 03-3283-7961