東京商工会議所墨田支部（会長＝阿部貴明・丸源飲料工業社長）およびビジネスサポートデスク東京東は11月22日、昨年度に続き2回目となる社長60歳「企業健康診断」事業のキックオフ会議を開催し、地域金融機関や日本政策金融公庫の職員など70名が参加しました。
会議の冒頭で挨拶した阿部会長は、「中小企業経営者にとって、事業承継の相談は第三者に話しづらく、対策も遅れがちな課題であるが、早期着手した企業の多くは、若い後継者が未来に向けて行う積極的な投資等により業績向上を実現している。事業承継税制の抜本改正の可能性も高まるなど、環境や制度も後押しするなか、是非、東商や金融機関が、これまで以上に経営者に寄り添った相談相手となり、墨田区の中小企業に早期対策を促すきっかけを作っていただきたい」と述べました。
会議の後半では、参加した金融機関の職員等に向けて、事業承継支援の研修会が行われました。

本事業は墨田区内の中小企業経営者・後継者を対象に、1月31日まで募集を行っており、診断から実行サポートまで、すべて無料です。問診票や必要書類の提出後に、中小企業診断士や税理士等の専門家が経営者に対して事業承継診断を行い、その結果をフィードバックします。

社長60歳「企業健康診断」事業（第2回）

1. 社長60歳「企業健康診断」チラシ