工業部会 ものづくり分科会（部会長＝小堀 秀毅・旭化成(株)会長／分科会長＝池田 靖光・ＳＭＫ(株)社長）は4月14日に、「ものづくり企業視察会、板橋支部との懇談会・懇親会」を開催しました。本視察・懇談・懇親会は、地域のものづくり企業の現状を把握するとともに、工業部会ものづくり分科会と支部の相互の情報交換や連携強化を図ることを目的に2014年度から実施。今回は板橋支部に協力をいただきました。当日は、工業部会ものづくり分科会委員や板橋支部会長、副会長、ものづくりに関係する支部分科会役員・評議員ら、計29名が参加しました。

　視察会では、工業部会ものづくり分科会委員が、株式会社シントク（板橋支部工業分科会 評議員）を訪問。同社は、冷間圧延用ロールの製造業で、国内トップシェアを誇っています。同社工場視察のほか、意見交換を行い、ものづくり人材の採用・育成に関する取り組み等について、お話しいただきました。

　その後、会場を移し、板橋支部役員・評議員との懇談会・懇親会を実施しました。
　懇談会では、「ものづくり人材の確保・育成、技術・技能継承」をテーマに意見交換を行いました。
　出席した板橋支部役員・評議員の皆様から、自社の取り組みについてご発言いただき、「高校生や大学生等を対象としたインターンシップに注力している。学生とのミスマッチが少なく、採用にも繋がっている」など、人材確保についての取り組みや、「定期的に所属長との面談を実施している。併せて、日頃から社員同士がコミュニケーションをしやすい環境づくりを進めている」「外国人材を定期的に採用している。自社の海外展開において貴重な戦力だが、国内の営業活動や品質・生産管理面でもリーダーになってもらうべく、入社６年目の外国人材を昇進させた」など、人材の定着や、外国人材の活用の取り組みについてもご報告いただきました。


　工業部会 ものづくり分科会では、本視察・懇談・懇親会でいただいたご意見を、今期、工業部会ものづくり分科会が実施する「ものづくり産業における人材確保・育成」事業や、国・東京都への要望等にも反映させていきたいと考えております。

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