資源・エネルギー部会（＝部会長 北村雅良・電源開発株式会社 特別顧問）は、３月24日に、東京大学公共政策大学院・有馬純氏を講師にお招きし、講演会「2050 年カーボンニュートラルに向けた各国動向と課題」を録画配信方式で開催しました。
　日本が今後カーボンニュートラルの実現を目指す上で、エネルギーコストの観点を強く意識すべきであり、大量の脱炭素電源を供給でき、国産技術で賄える原子力発電を活用すべきである、そして、究極的には水素を含む革新的技術の開発が必須で、開発技術のパフォーマンスをいかに向上させ、安価なエネルギーを供給できるよう社会実装させることが重要であるなど、大変示唆に富んだ解説を数多くいただきました。
　次に、経済産業省の環境経済室長・梶川文博氏と環境省の地球温暖化対策事業室室長・加藤 聖氏から、それぞれ各省におけるカーボンニュートラルに係る事業所向け支援事業などを説明いただき、最後に、本部会の副部会長である東京都石油業協同組合理事長・矢島氏から、石油販売業界の現状や、同業界におけるカーボンニュートラルに関する考え方についてご紹介いただきました。