東京商工会議所台東支部（会長＝小田切満寿雄・㈱オダギリ会長）は１０月１５日、渋澤健氏（シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役／コモンズ投信株式会社取締役会長）を招き、特別講演会「今こそ注目！渋澤栄一の発‟創”力　～論語と算盤の現代的意義～」を開催、９９名が参加しました。


講演で渋澤氏は、「論語と算盤」における渋澤栄一の言葉を参考に、「見えない未来」を信じて若者を取り込みながら世界とつながっていくことが必要であるが、SDGs（Sustainable Development Goals “持続可能な開発目標”）について考え、経営に取り組んでいくことからも「見えない未来」は、得られると説明しました。中小企業においても、自社の取り組みがSDGsの取り組みに当てはまることは大いにあるが、ただ、SDGsは今の延長で達成できるものではなく、飛躍したゴールを設定してそのゴールから逆算して日々積み重ねていくことが必要と指摘しました。また、過去に高度成長期やバブルといった経済の「成功体験」がないミレニアル世代、若者はこれからの成功体験を作ることができ、さらにデジタルネイティブであることから、若者の力を借りて会社の資源を活性化させていくことで、企業の明るい未来は築けると展望を話しました。