東京商工会議所中央支部　老舗企業塾運営委員会は2月8日、講演会「商人のまち松阪より 『松阪商人塾』講師に学ぶ　三井高利と越後屋商法」をコートヤード・マリオット銀座東武ホテルにて開催し、53名が参加しました。

　講師には、商人のまち三重県松阪市「松阪商人塾」より、ＮＰＯ法人松阪歴史文化舎理事長 三重県史編集委員の門 暉代司氏をお迎えしました。松阪商人は、江戸時代に三大商人と呼ばれた「伊勢商人」「近江商人」「大阪商人」のうちの、伊勢商人の発祥とも言われています。

　講演では、「現金掛値無し（現金払いでの定価販売）」「店前（たなさき）売り（店頭で現金を持っている人なら誰にでも販売する方法）」など当時において斬新な新商法を導入し、江戸で大きな成功を納め後世に多大な影響を与えた、三井高利と越後屋商法を軸に、松阪商人についてもお話をいただきました。


　参加者からは、「歴史の中で、松阪と日本橋のつながりを感じることができた」「現在の経営も三井高利から学ぶ点が多々ある」等の声が聞かれました。

　中央支部では、今後も企業経営にお役立ちするセミナーを開催していく予定です。