区の特色
足立区の面積と人口・事業・周辺エリア・地域活性化
東京区部の中で有数の面積と人口規模
足立区の面積は53.2㎢、東京23区内では大田区、世田谷区に続く3番目の広さ。また人口も5番目に多い。近年開業した「つくばエクスプレス」や「日暮里・舎人ライナー」の沿線では、新しく住宅や大規模マンションの建設ラッシュが進んでおり、いまでも区内人口の増加は続いている。
足立区唯一の中心市街地である「北千住」は、区のもっとも南端に位置している。東武伊勢崎線「西新井駅」周辺も、近年大型ショッピングセンターがオープンするなど、新たな拠点化が進んでいる。
中小・零細事業者の街
足立区の事業所数は、統計上2万7千社にのぼるが、いわゆる大手・中堅と呼ばれる企業はごく少数で、ほとんどが中小・零細事業者である。
製造業が最も多いが、その大多数が二次・三次下請けの加工業者である。また他区と比べ、建設業や運送業関連が多く、景気の波にさらされやすい地域産業構造といえる。
大学誘致による地域活性化
近年足立区では、行政主導による積極的な大学誘致活動をすすめ、千住地域には東京電機大学をはじめ5つの大学が集中しており、千住大橋駅前のニッピ工場跡地には大型マンションと複合商業施設が完成するなど、まちの魅力が向上している。とりわけ収容学生数約5千人の大キャンパスである東京電機大学の開学によって生み出された大勢の人の流れが、街全体にさらなる活気をもたらしている。2020(平成32)年前後には花畑地区への文教大学の進出も決まっている。