観光委員会（委員長＝佐々木副会頭・株式会社ジェイティービー相談役）は、４月５日に標記視察会を開催し12名が参加しました。
観光委員会では東京の観光振興に向けた都市型観光プログラム「TOKYO DISCOVERY」を進めています。本事業は国内外の旅行者を想定し、著名な観光施設ばかりでなく地域に根差した観光資源を巡り、東京が持つ多彩な魅力を知ってもらうことを目的に平成22年から実施。今回で11回目の開催となります。
今回は、2020年を見据え、水辺を活かした街のにぎわい創出や、観光・移動手段としての舟運の活用が官民を挙げ進められていることから、「水上タクシー」を活用したプログラムとしました。

当日は、JR田町駅近くの運河の護岸にある船着場（田町船着場）から２隻の水上タクシー「TOKYO WATER TAXI」に乗船。芝浦、天王洲の運河を巡り、レインボーブリッジや品川埠頭ガントリークレーンなど東京港のダイナミックな風景を船上から視察。その後、目黒川に入り、大崎、五反田、目黒と上流を遡りながら、目黒川沿いの桜並木を水上から観賞しました。
天王洲にて下船後、運河沿いに建つ大型倉庫を改築したブルワリーレストラン「T.Y.HARBOR」にて昼食。その後、昨年６月にオープンした日本初となる建築模型専門の保存・展示施設「建築倉庫ミュージアム」にて、館長の説明・案内のあと、施設を見学しました。

＜参加者の声＞
・絶好の天気に恵まれ、普段見ることのない水上目線から、目黒川の桜を観賞することができ大変満足した。
・陸側からは気づかない、目黒川に架かる橋の多さ、ＪＲ各線、私鉄各線と多くの路線が交わる光景に驚いた。
・臨海部や川沿いのオフィスビルや宿泊施設の近くに船着場があれば、観光や通勤の足として活用が見込める。
・花見シーズンのためか水上バイクやカヌーが頻繁に往来していた。混雑時の騒音、マナー等への対策が必要。

観光委員会では、今後も地域に根差した観光資源の魅力発掘に向けた各種事業を展開して参ります。