東商の活動
移動中小企業委員会を開催しました
東京商工会議所
中小企業部
東商の中小企業委員会(委員長=石井卓爾副会頭・三和電気工業社長)は2月9日から5回にわたり、移動中小企業委員会を開催しました。23支部を5ブロックに分け、中小企業の経営実態や地域動向などをテーマに支部役員と意見交換しました。
2月27日に開催された城南ブロックでの委員会に出席した石井委員長は「現場や地域の抱える諸問題を共有した上で、東京都や国の中小企業政策に反映されるよう働きかけていきたい」と述べました。
出席した支部役員からは「円安によるコスト増の影響が大きい」(印刷業)、「建築コストや人件費が、ここ1年で30%以上高騰している」、(不動産賃貸業)、「2020年東京五輪後の需要減退を危惧している」(造園業)、など厳しい経営環境に対する意見が多く出されました。また、「深刻な人材不足で受注に対応できない」(運送業)、「被災地から高卒学生を採用した。東北には若い人材がいるのでマッチングの仕組みを設けてほしい」(卸売業)、「世代間の技術継承が上手くいかず、苦労している」(製造業)など人材確保や人材育成についての意見や課題も出されました。
さらに、地域の活性化について、「地元では普通のことが、外から見ると興味深い観光資源となり得る。それらを発掘し、積極的に発信していくことが大切」(サービス業)、「2020年をゴールとせず、それ以降のビジョンも考えていくべき」(印刷業)などの声が寄せられました。
支部役員から出された意見は委員会で取りまとめ、国や東京都への政策要望などに盛り込んでいきます。
東京商工会議所
中小企業部
担当 阿知良、菱川
TEL 3283-7724