東京商工会議所大田支部は、6月24日（火）に特別講演会「すぐできる！中小企業のための防災対策～企業を守るために必要なこと～」を開催しました。
　冒頭、浅野健 大田支部会長（株式会社金羊社 代表取締役社長）より開会の挨拶がありました。講師には危機管理アドバイザーの国崎信江 氏（株式会社危機管理教育研究所 代表取締役）を迎え、阪神や東日本大震災の事例をもとに、企業に求められる首都直下型地震への備えについてご講演いただきました。
　講師の国崎氏から、首都直下型地震発生時は行政も防災機関も被災するため、行政依存ではない防災力の強化が必要で、企業にも自助が求められると説明があり、事前準備の重要性が示されました。また、東京都地域危険度マップを用い、火災危険度の高い地域では、自社の建物の耐震性が高くても、周囲の火災により炎に囲まれる危険があることを指摘し、揺れが収まったらただちに広域避難所への避難するよう助言がありました。参加者からは「気が付かないことを多く教えてくれた」「緊張感のある内容だがわかりやすかった」との感想が寄せられました。