東京商工会議所（小林健会頭）は、災害・リスク対策委員会において、中小企業の皆様が手軽に、かつ実践的にBCPを作成できるよう、「超入門版BCPシート（首都直下地震編）」を公開しましたので、お知らせします。
　近年、自然災害が頻発化・激甚化する中、BCPの重要性は一層高まっています。しかしながら「会員企業の災害・リスク対策に関するアンケート 2025年調査結果」によると、中小企業におけるBCP策定率は28.0%と依然として低い状況です。また、BCP未策定企業からは、「人員に余裕がない」「時間に余裕がない」「具体的な対策方法が分からない」といった課題が多く挙げられています。
　本シートはA3用紙１枚で完結し、初めての方でもわかりやすく編集可能なフォーマットで作成しています。首都直下地震発生時に「誰が何をするか」「重点事業と必要資源」「事前準備」の３点を、最低限検討できる内容を盛り込み、事業継続に向けた取組みの第一歩としてご活用いただけます。
　今後は本取組みに加え、AIを活用したBCP策定支援を開始予定です。引き続き東京商工会議所は、中小企業の防災・減災対策を支援し、安全で強靭な地域経済の構築に貢献してまいります。