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2025年新卒者の採用・選考活動動向に関する調査について

2025年3月17日
東京商工会議所
人材・能力開発部 人材支援センター

2025年新卒者の採用環境を「厳しい」と感じている企業は96.4%に達する
採用計画人数の半数を満たせない企業が40.3%を占めるなど、多くの企業が新卒採用に苦戦


東京商工会議所(小林健会頭)は、当所が主催した「会員企業と学校法人との就職情報交換会(※)」に参加した企業を対象に、新卒者の採用・選考活動等の動向を把握するために標記調査を実施し、結果を取りまとめました。
集計結果は、各企業における新卒者の採用・選考活動の参考にしていただくとともに、当所が実施する新卒採用支援事業の企画・運営に活かしてまいります。


※新卒者や既卒者(卒業・修了後3年以内等)の採用を検討している会員企業と会員学校法人(大学・専門学校等)の就職支援担当者が一堂に会する情報交換会。年に3回程度実施し、毎回300を超える中堅・中小企業と、90程度の学校法人が参加、採用やインターンシップ等について直接情報交換を行う。

【 調査結果のポイント】

○ 2025年新卒者の採用環境(採用市場)の感じ方[2ページ]
・2025年新卒者の採用環境(採用市場)について尋ねたところ、「厳しい採用環境である(採用が困難)」と回答した企業の割合は96.4%に達した

○ 2025年新卒者の採用計画人数に対する充足率[3ページ]
計画以上の内定者数を確保している企業は13.4%にとどまる
充足率が50%未満の企業の割合は、40.3%を占めている。また、14.6%が実質的な内定者がいない企業であることから、企業が新卒採用に苦戦している様子がうかがえる。

○ 2025年新卒者の採用・選考活動の終了(予定)時期[4ページ]
2025年1月以降も採用・選考活動を実施する予定の企業が60.5%に達することから、企業が新卒採用に苦戦している様子がうかがえる。

○ 内定辞退者の有無[8ページ]
内定・内々定の辞退者がいると回答した企業の割合は、73.1%に達する

○ 2025年新卒者の初任給引き上げの実施状況[14ページ]
・2025年新卒者の初任給引き上げの実施状況について、「初任給を引き上げた(引き上げる予定)」と回答した企業の割合は55.6%と半数以上を占めた。
・【新】「初任給を引き上げた(予定)」企業のうち、初任給の引き上げに連動して「新卒者以外の正社員の基本給も引き上げた」と回答した企業の割合は84.7%を占めた。

【調査概要】
(1)調査期間:2025年1月24日~1月31日
(2)調査対象:「会員企業と学校法人との就職情報交換会」(1月24日開催)の参加企業303社
(3)回答数:270社(回答率:89.1%)
(4)調査方法:Webアンケートシステム

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
人材・能力開発部 人材支援センター
担当 吉野・田代・長澤
TEL 03-3283-7640