老舗企業の魅力を、外国人留学生・大学生が制作した動画で紹介します

　東京商工会議所中央支部（会長：細田　眞　株式会社榮太樓總本鋪　代表取締役会長）は、明治学院大学の外国人留学生・大学生の協力を得て、中央区の老舗企業を紹介する動画を制作しました。

　本事業は、中央区に集積する地域資産である「老舗企業」の魅力を、外国人の視点・若い世代の視点から発掘してもらい、地域の魅力向上に寄与することを目的に実施するものです。

　今回は、第六弾として、創業1689年(元禄2年)、株式会社黒江屋（漆器の専門店）、第七弾として、創業1893年（明治26年）金亀糸業株式会社（糸・パッチワーク関連商品等の企画・卸・輸出入　等）の各事務所を訪れ、取材しました。

　PR動画制作に先立ち、本年度初めての試みとして、学生が老舗企業への理解を深め、親しみをもてるよう、老舗企業の経営者による出前授業を実施しました。1804年創業、和菓子・米菓の製造販売の株式会社松崎商店、代表取締役の松﨑宗平氏が講師を務めました。
松﨑氏からは、入社後とりかかった「社内のIT化」や「人材雇用や育成」の体験談のほか老舗のブランディングや歴史の捉え方などついて講義いただきました。参加していた学生からは「老舗企業の具体的なイメージを摑むことができた。動画作成の際の参考としたい」などの感想もあり、有意義な時間となりました。

　その後、学生は取材企業の歴史や商品について事前にグループ学習をした後、２班に分かれて、各事務所を訪れ、経営者に直接取材（インタビュー）を行いました。「老舗企業の魅力をどのように伝えられるか」という観点で話し合いを行い、映像のプロット制作・撮影・編集、外国人向けの英語のキャプション制作まで学生が一から携わりました。

　完成した動画は、東京商工会議所及び明治学院大学のホームページ、YouTube等で公開しております。
今後も、引き続き第八作目以降の制作を予定しています。

◆取材企業　
株式会社黒江屋　　創業1689年（元禄 2年)
金亀糸業株式会社　創業1893年（明治26年）

◆内 容　
・経営理念や歴史などについて
・体験型ワークショップなど